パリでビストロ料理を味わうならこの4軒! クラシックからクリエイティブまでフィガロ編集部が厳選!

Paris 2025.10.09

パリ滞在中の最大のお楽しみがグルメ。朝食の新名所や、自慢の逸品が待つランチスポット、ご近所カフェにアペロアドレスまで! パリジェンヌ気分でグルメシティをとことん味わって。


1
Grandcoeur
グランクール
[ 4区|マレ ]

南仏の3ツ星シェフが監修する旬の味。

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フレンチの王様ポトフは、2回に分けて提供。鋳物ホーロー鍋から春雨入りブイヨンだけをよそい、骨髄とガーリックトーストを添える。続いて具材をよそう。ソースと薬味で"味変"を楽しんで。提供は3月中旬まで。「Pot-au-Feu」45ユーロ

マレ地区の石畳に囲まれた中庭に佇む同店は、南仏の3ツ星、ミラズールのマウロ・コラグレコが監修。旬の厳選食材を使った野菜のポタージュ、オニオングラチネ、オッソブッコなど、フランスの伝統の味にシェフのルーツであるアルゼンチンとイタリアのエスプリが溶け込む。秋から春にかけて絶対に外せないのがポトフだ。約6時間かけて煮込んだ牛肉は驚くほど柔らかく、手間を惜しまないからこそ出る滋味深さがある。ロイヤルブルーを基調にしたエレガントな空間での食事は、贅沢なひとときを約束してくれる。

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Grandcoeur
グランクール
41, rue du Temple 75004
01-58-28-18-90
ⓂHÔTEL DE VILLE、RAMBUTEAU
営)12:00~14:30最終入店、19:15~22:30最終入店
無休
要予約
https://www.grandcoeur.paris/

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2
Sancerre Rive Gauche
サンセール・リヴ・ゴーシュ
[ 7区|グロ=カイユ ]

古典ビストロ料理を名シェフが手がけたら?

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仔牛のもも肉、フォアグラ、黒トリュフで作る肉ダネを包んだシュー・ファルシ「Le Fameux Chou Farci du Chef」36ユーロ。ソースは鶏ガラスープにトマト、オレンジピールなどを加えたもの。グラスワインは17種あり、10ユーロから。

ロワール地方のサンセールで最も歴史のあるワイナリー、アルフォンス・メロが1949年に開いたワインビストロを2018年に現オーナーが継承。ジョエル・ロブションの右腕だったエリック・ルセルフが22年、シェフに就任した。白身魚のすり身を焼き、ザリガニで作るナンチュアソースをかけたふわふわのクネル、フォアグラと仔牛肉をパイ生地で包んだパテなど、古典料理の魅力を再発見できる。なかでも仔牛のもも肉で作ったタネを軽い酸味のあるソースと合わせたシュー・ファルシは、料理専門家からも絶賛されている逸品だ。

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Sancerre Rive Gauche
サンセール・リヴ・ゴーシュ
22, avenue Rapp 75007
01-43-06-87-98 
ⓂALMA-MARCEAU、ÉCOLE MILITAIRE
営)12:00~14:00L.O.、19:00~21:30L.O.
休)土、日
https://www.sancerrerivegauche.com/

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3
Pluto
プリュト
[ 4区|マレ ]

アート発信地で楽しむ、ひねりの利いたクロックムッシュ&マダム。

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厚切りのパンにパストラミとコンテチーズを挟み、チーズと目玉焼きをのせて焼いたクロックマダム「Croque Madame」17ユーロ。唐辛子とニンニクのチリソースをかけて。ワインのほかコンブチャ「Kombucha」(6.50ユーロ)も人気。

現代アートギャラリー、ラファイエット・アンティシパシヨン内に昨秋誕生したカフェレストラン。ランチには、バターと唐辛子風味のニンジンサラダ、カレー風味の牛肉のパスティーヤといった多国籍な味に、豚の内臓類を詰めたソーセージのアンドゥイエット、野菜のファルシとフランスらしい料理も。ランチに必ず用意するホットサンドの中でも、人気のクロックムッシュやクロックマダムは花椒や唐辛子を加えていて、オリジナリティがある。アートの創造性に呼応して、多彩な味で好奇心をくすぐる。

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Pluto
プリュト
44, rue Sainte-Croix de la Bretonnerie 75004
ⓂHÔTEL DE VILLE
営)12:30~14:30L.O.、15:00~18:00、19:30~22:30L.O.(水~金)、12:30~15:00L.O.、15:00~18:00、19:30~22:30L.O.(土、日)
休)月、火
@pluto.paris

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4
Nonos
ノノス
[ 8区マドレーヌ ]

旨味が詰まったグリル料理をお目当てに。

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旨味たっぷりの赤身肉のステーキにフライドポテトを添えたステックフリット「Steak Frites Minute - Onglet de Boeuf Simmental」(28ユーロ)は、バターや卵黄、ビネガーで作るベアルネーズソースと。ランチコースの場合、65ユーロから。

上海の3ツ星レストランなどアジアで活躍するフランス人シェフ、ポール・ペレが2023年に同店を立ち上げ。パラスホテル、オテル・ドゥ・クリヨン内にあるが、誰もが楽しめるオープンなレストランをと、フランス人になじみ深い伝統料理とグリル料理を提供。ランチなら生牡蠣にオニオンスープ、舌ビラメのムニエル、デザートには焼きたてマドレーヌも。なかでも牛肉は赤身にヒレ、リブロース、熟成肉と、さまざまな種類と部位を揃える。シェフの眼で厳選した牛肉は噛み締めるたび旨味が広がる。

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Nonos
ノノス
Hôtel de Crillon, 10, place de la Concorde 75008
01-44-71-15-17
ⓂCONCORDE
営)12:00~14:30最終入店、19:00~21:45最終入店
無休
要予約
https://www.rosewoodhotels.com/en/hotel-de-crillon/dining/nonos-comestibles-paul-pairet

Google Map

●1ユーロ=約172円(2025年10月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、料理・サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋

photography: Shiro Muramatsu text: Chiaki Mitomi, Sakurako Uozumi

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