
コロナ後の混乱
富士山に「行ってきます!」な挨拶。
と言ってももうパリに戻るわけではありません。
このブログを読み続けてくださっている方には、行き先の察しがつくと思われますが…。
早朝ではなく、いつもよりゆっくりめの出発だったのでなんとなく心に余裕。
そして定刻通りに飛行機は離陸。
高いところが苦手なくせに飛行機(に乗るのが)大好きなので、垂直尾翼に取り付けられた機外カメラの映像を見てると飛んでる感がリアルでワクワクする♬
もっと高く、もっと早く、もっと遠くへ私を連れってって!!
約1時間半で無事到着。
ちょっと遅めのランチは、がっつりめトンテキ弁当@空港で。
そして空港から車で約3時間、窓の外に見えて来た景色はレストラン、ショップ、真新しいコンドが建ち並び、横文字も多く、その雰囲気はちょっとヨーロッパの冬のリゾート風。
今年2月に来た時は閑散として外を歩く人の姿もほとんどありませんでしたが、今はたくさん人!(写ってないけど…↓)
という訳で、スキーヴァカンス@北海道ニセコ町にやってきました。
滞在ホテルは、今年2月にも泊まった『Hiilton Niseko Village』(ヒルトンニセコビレッジ)。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/hiilton-niseko-village.html )
館内に入った瞬間、2月とは別世界!
あ、明るい!照明が数段明るくなり&キラキラ倍増。
ロビーにはたくさんの人、そして聞こえてるくるのは英語と聞き慣れない響きの言語(みんな声デカイ)。
2月の静かなロビーとはあまりにも違って、対照的で、同じホテルとは思えぬ衝撃。
更にチェックイン手続きはちょっと行列。
そして並んでいても平気で横から割り込みする輩が…。
K「並んでます!!ラインはそっち!」
輩「Oh、Sorry」
オッ、ソーリィじゃねーよ。あなた絶対確信犯でしょ!な視線で睨んでしまった。。
チェックインに時間がかかり(担当してくださった方は日本語がちょっと辿々しく、英語の方がスムーズ?)部屋まで荷物を運ぶのも時間がかかるようだったので自分達で運ぶことに。
夫「届いてるはずのスキーの確認も取れないからしばらく部屋で待っててくれって」
K「あらま。そんなこと(コロナ前でも)今までなかったけど、なんだか色々混乱してる様子だね」
夫「波乱の予感…」
そんな会話をしている目の前をヤーヤーヤー!!とキラキラなトナカイを押し倒しそうな勢いでちびっ子達が駆け回って行きました。
東京からの移動日だった初日は到着遅めにつきスキーはせず、温泉とディナーを楽しむスケジュール。
そして予約タイムの19時半にレストランへ行くと入口で40分待ち。
予約をしている旨を告げても前の時間帯のお客様が押していて席が用意できないということで、私達以外にも15、6名が行列を成して待ちとなりました。
ようやくテーブルに案内されたところで、ちょっと係りの人にお話を伺うと、今ホテルは大混乱なのだそう。
一気にお客様が戻ってきている中で、ホテル側にはコロナで削減された人員がまだ戻ってきておらず、どこも人手不足、レストランもフルに開けることができていないと。
また、近年の外国資本の宿泊施設の拡大、新開発で新たにオープンした施設が多く、そちらにも人が流れ、とにかくどこも人が足りないそうです。
ホテルの従業員の皆さんは誰もが息つく暇なしのフル回転の忙しさ。
レストランエリアに限らず、見ていると所々で言葉の問題もある風で、チャチャッと数分で確認できそうなことがなかなかに時間がかかり、話しけても通じてないようなので、あれ?と思ったら「インドネシア語しかできません」と携帯の翻訳アプリを使ってのお返事。
い、インドネシア語とは想定外でしたが、あらゆるシーンで適材適所な人材不足に見えました。
とりあえず乾杯。
腹ペコで臨んだ食事は、2月に楽しんだ2階のメインダイニング『バー&グリル メルト』で、前菜とデザートがビュッフェ、メイン料理は選択というセット。
前回はこちらも空いていて照明は暗めのしっぽり大人のレストラン風だったのですが、今回はファミレス風(←元々はこっちの雰囲気と思われますが)。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/dinner.html )
でも嬉しかったのは、前回は滞在中にメイン料理メニューの鹿肉の仕入れがなく一度も食べることができなかったのですが、今回ありました。
という訳で鹿肉と赤ワインを美味しくいただきました。
そして子供達に混じってデザートコーナーでのプロフィットロール作り。
シューの中にはクリーム入りでチョコレートをたっぷりかけて完成。
夫「俺のデザート♡」
K「・・・。」
デザートコーナーをスルーして前菜・点心コーナーから戻ってきた夫。。
という訳で、今年2月の様子とは打って変わっての混雑、混乱ぶりに驚いたのですが、その状況はニセコに限らずパリでもでした。
特にミシュランの星つきレストランなどではスタッフ人員不足で、そのため席数を絞って営業しているため予約が取りづらく、対応も混乱していると聞いてましたが、実際その通り。
またサービス担当の方に料理やワインについて質問しても即答できず「少々お待ちください」で他の人を呼びに行ったりで、ファンシーなレストランではあまりない対応だったり。
近隣ヨーロッパに行く際も空港にそれほど人がいなくとも、係員不足で時間がかかったりもしました。
日毎に改善されるとは思うものの、人気観光地やお店ではしばらくは混乱が続くのかもしれませんので、来たるホリデーシーズン、年末年始にお出かけの予定をされている方はちょっと覚悟した方が良いかもしれません。
**********
オーストリアから届いた1枚。
今シーズンは早くから雪が降り、お世話になってるホテルのオーナーファミリーは喜んでいます。
雪といえば、連日のニュースで日本海側中心の冬の嵐に実家・新潟を心配していますが、家族は停電などの影響もなく皆無事で元気と。
とは言え普段車で30分で行けるところに渋滞で2時間半かかったりで大変な様子。
早く寒波の峠を越えますように…!
ARCHIVE
MONTHLY