A la Mère de FamilleでStohrer☆
パリにはいくつも好きな通りがありますが、左岸のメトロ8号線École Militaire(エコール・ミリテール駅)からほど近いRue Cler(クレール通り)もそのひとつ♡
エッフェル塔 にも程近く、雰囲気の良い住宅街でパトロールしていると「これ絶対美味しい!」なお店が軒を連ねています。
その35番地にあるのが、抜群な知名度の“A la Mère de Famille”(ア・ラ・メール・ドゥ・ファミーユ)。
1761年創業のパリで最も古いと言われる老舗ショコラティエです。
パリ市内に幾つも店舗がありますが、中でもここクレール店は特に広め。
商品ライナップも豊富で店内が広く、余裕の配置なのでとても見やすい印象です。
自宅用はもちろん、お土産に、お持たせにも喜ばれる“A la Mère de Famille”(ア・ラ・メール・ドゥ・ファミーユ)。
特に週末にこのお店に伺うと老若男女が入れ替わり立ち替わりにお店にやってきます。
この日私とすれ違ったのはお店から「フラン」を片手に早くもかぶりきながら出てきたオッサン。
もとい、ご近所にお住まいらしきムッシュ。
はは〜ん、このフランがさっきのムッシュの食べてたものね!
と、ショーケースをチェック。
なかなか大きいので、これを歩きながら(しかも早足)こぼさずに食べるとはさすがパリジャン!?
あら?並んだケーキたちには“Stohrer”の印が?!
と一瞬驚きますが、実はこちらクレール店は唯一“Stohrer”(ストレー)のケーキ販売コーナーがあるのです。
“Stohrer”(ストレー)はこのブログでも度々書いてますが、これまたパリパティスリー史に名を刻む老舗。
1730年創業で、パリで最も古いパティスリー☆
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/-stohrer.html)
また“Stohrer”(ストレー)と言えば、今年3月にオープンした“GALERIES LAFAYETTE Champs-Elysées”(ギャラリーラファイエット シャンゼリぜ店)にもショップがオープンしたことも話題に。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1024.html )
私の中ではストレーは、フランスのThe伝統菓子なイメージのお店でしたが、ここ数年でその印象はだいぶ変わってきました。
代表的なケーキは一見そのままですが、季節ごとの新作やスペシャリテなケーキたちも軽やかで、ちょっと感じるロックなテイスト。
調べて見ると数年前にオーナーが変わったようです。
(関連ブログ・7年前!画像無→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/51929369.html )
ストレーでは毎回ババを選んでいますが、今回はまずSaint Honoré(サントノレ)。
クレームシャンティイがはとても滑らか、中央とプチシューにはカスタードクリームがぎっしり。
土台のサブレ部分はホロホロサクサクでここだけ食べても満足な美味しさ。
ただ個人的には周りのプチシューの飴がけはもう少し薄めの方が好みかな。
そう言えば今シーズン食べていなかった…と、シーズン名残りのFraisier(フレジエ)。
中にはゴロッと大粒のイチゴ、これまた軽やかでペロリでした。
これはホールで食べたい!
そしてこれからの季節ならTarte Tatin(タルト・タタン)が美味しい季節。
おまけに買ったのは、クイニーアマン。
いつもどっちが表なのか?と悩むのですが、お店ではカリカリのキャラメリゼ部分を表にしていることが多いので、多分そちらが表?!
でも、私はこっちの立体的な面の方が好き…。
バター、お砂糖たっぷりのスーパーハイカロリーな代物なのでキャラメリゼ部分を見ないで食べるほうがいい?!なマイルール。
と、結局この日は“A la Mère de Famille”(ア・ラ・メール・ドゥ・ファミーユ)のチョコレートやお菓子は買い損ねてしまったのですが、クレール店なら「メール・ドゥ・ファミーユ」のチョコレートやお菓子と一緒に「ストレー」のケーキやパンも買える甘党には嬉しく、素通りできない一軒です。
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