
お持たせにbeillevaireのチーズケーキ☆
パリの1枚。
西日を受ける秋のチュイルリー公園。
どんどん日が短くなっていくのがちょっと寂しい。
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パリ生活中は、その都度色々バターを楽しむようにしています。
その特徴とお値段・感想をメモしながら料理用、パン用、お菓子用、お土産用にはどれがいいかな〜とバターが豊かなフランスを実感しまくり。
この夏は料理用に“beillevaire”(ベイユヴェール)を使っていました。
ただ以前に比べると年々バターの消費スピードが遅くなり、なかなか使い切れない…。
逆に我が家の場合はオリーブオイルは3、4種類使い分けてますが、こちらはいずれもすぐに無くなっていきます。
さて、“beillevaire”(ベイユヴェール)と言えば日本ではパトロールエリアの港区麻布十番店。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/beillevaire.html )
こちらではバターではなく、パティスリーばかり買っています…♡
特に低温でじっくり焼き上げた「半生タイプ」のチーズケーキ「ガトー・フロマージュ・ミ・キュイ」がお気に入りなのですが、
今回はお持たせに、ずっと気になっていた「ガトー・フロマージュ・フルム・ダンベール」をチョイス☆
フランス中部の山岳地帯オーヴェルニュ地方の良質な牛のミルクから作られる青カビチーズ“Fourme d'Ambert”(フルム・ダンベール)を使ったベイクドチーズケーキです。
フルム・ダンベールを初めて食べたのは、14年に今ではすっかり行きつけのパリ5区のワインカーヴビストロ“Les Papilles”(レ・パピーユ)で。
それまでその尖ったような味わいと見た目のカビ感に苦手意識のあった青カビチーズですが、今ではすっかりフルム・ダンベール好き。
(ちなみにレ・パピーユのフルム・ダンベールは“ Quatrehomme”(キャトルオム)のもの↑)
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/6quatrehomme.html )
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-617.html )
辛味や刺激が少なく食べやすく、クリーミーなテクスチャーと甘味&ヘーゼルナッツ風味の美味しさにプルーンのコンフィと白ゴマ合わせという食べ方のすっかり虜。
そんなフランスを代表する青カビチーズ「フルム・ダンベール」は、古代ローマ時代から作られていたという説があり「高貴なブルーチーズ」とも呼ばれているのだそう。
フォレ山脈を挟んで2つの町で若干製作工程が違うもののほぼ同じものが作られています。
西側で作られたものがフルム・ダンベール、東側で作られたものがフルム・ド・モンブリゾン(Fourme de Montbrisont)。
かつては1972年から2002年まで両者はフルム・ダンベールとして共通のAOC(原産地統制名称)認定を受けていたのですが、お互いに「おらが町の製作工程で作られたチーズが本物」と譲らず、その結果名前が分けられたそう。
フルム・ド・モンブリソンはフルム・ダンベールに比べて製造量が10分の1ほどと少ないのでちょっと希少です。
さて箱から取り出されたチーズケーキは、直径12.5センチ×高さ2.5センチのホールタイプ。
真ん中の亀裂にそそられる〜♬
フランスの高貴な美味しい青カビチーズをたっぷり使用したケーキのお味は?と期待してAAご夫妻のお家でいただきました。
食べる前に、お皿が可愛いくてテンション上がる (≧▽≦)
思えば最近はレアチーズやスフレ系のチーズケーキはよく食べているものの、しっかりベイクドはとても久しぶり。
その味はルックス通りしっかりで、青カビ「フルム・ダンベール」を感じられ、しっとりと密度高めで濃厚。
一緒に合わせてもらったブランデーともよく合い、大人のデザートタイムを満喫(#^.^#)
食後のチーズ的な美味しさとデザート的な満足感の両方を同時に楽しめる、お持たせにもぴったりのチーズケーキです。
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