
パリマル(marché à paris)☆Chanterelle
パリのマルシェネタシリーズ、パリマル(marché à paris)。
雨の日は出かけるのがちょっと億劫ですが、行ってしまえばテントに屋根はあるのでさほど苦にならず。
今シーズンは日本の松茸は食べられなかったけれど、その分フランスのキノコを食べまくるぞ!なマルシェ通いです。
先日のブログでも書きましたが、王様キノコなセップ茸は繰り返し食べてます。
が、ちょっと前に買ったものから割った瞬間2匹の虫が「ボンジュ〜、マダム♡」と現れた…。
そんな虫食いは普通にあるあるなことなのですが、これまたコロナ禍でパリを離れていた間に、そんなことを忘れてまして心の準備もできていなかったので、自分でも驚くほどの大きな悲鳴をあげてしまいました…。
よくよく見れば虫は虫でも真っ白で、それほどグロテスクでもないけど動きがねぇ…やはりなんとも。
これが虫です!な1枚をブログ用に撮る気にはなれませんでした。というか、大騒ぎにつきマッハでゴミ箱に捨て、そのゴミ袋から夜中に出てきて今度は「ボンソワっ、マダム」な様子も困るので、急いでゴミ置場に捨てに行きました。
以来、こうして割って断面を見せて売っているお店の方が信頼できるような…。
そんな話を友人シェフにしたところ、「加熱すれば虫を食べても大丈夫。そもそも彼らはセップしか食べていないんだから体はセップだよ」と。
え…、セップ好きですが私にはそこまで割り切れないぞー。
という訳で、今回はセップ以外のキノコを。
これだな♡
このブログには度々登場、定番キノコ『Chanterelle』(シャントレル)ですが、なんたってパリのマルシェでの対面は数年ぶり!
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-238.html )
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1133.html )
笠は茶色、軸はオレンジ色のアンズダケ属、ジロール茸の仲間の「シャントレル」。
茎部分がチューブっぽいところが独特食感のキノコ。
K「カゴ(中ボウルサイズ)いっぱいに買ってもこの安さ!」
夫「いくらだったの?」
K「忘れました…。他にもあれこれ買っての合算だったから。とにかく肌感覚的に安っ!と思った」
シャントレルが好きな理由は、もちろんその味ですが、「シャントレル」という名前、その響きがエレガントで優雅な感じがして、初めて食べた時から惹かれました。
そんなシャントレルを使っての料理は、いつもリゾット、パスタ、肉料理の付け合わせに添えるなどしていますが、今回はソテーしてグリーンに乗せてサラダ仕立てでいただきました。
やっぱりフレッシュは、乾燥物と違うな〜♡
と同時に、この日同じくマルシェで買ったゴロゴロと大きい鴨の砂肝コンフィも美味。
2品目はパスタと迷ったけれどリゾットに。
ボナペティ。
熱々でレンズ曇る。
やっぱイタリア人としては(おもいきり日本人です…)やはりパスタとリゾットは熱々でなければ!です。
フランスのキノコも季節ごとに種類豊富で充実しているので、キノコ好きとしては嬉しい限りです。
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