
Passage Puteaux☆Galerie Vivienne
<パリブログ:Paris Quotidien>
ケーコ的パリ再発見歴史散歩と題してあちこちのパサージュを改めて歩いたのですが、このパサージュは初めてかも?!と見上げたパリ8区にある『Passage Puteaux』(パサージュ・ピュトー)。
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調べてみるとPassage Puteauxは1839年に開通したパサージュ。
開発を手がけたのは、Louis Puteaux(ルイ・ピュトー)という建築家・開発業者。
彼の名は、17区にある「ピュトー通り」(Rue Puteaux)」にも残っている人物。
ルイ・ピュトーは、「もうすぐ近くにサン・ラザール駅ができるから、商売繁盛間違いなし!」と思って、この場所に投資したと考えられるのですが、実際には駅の場所が変更され、もっと北に建設されてしまったのです。
これにより当初期待していた人の流れはなく、商業施設としてはスタートからつまずいてしまったそう。
そんな歴史的背景もあってか、よく言えば穴場スポット、悪く言ったらちょいと寂れてる感が...。
長さ約29メートル、幅約2.8〜3メートルで、パリ最短のパサージュ。
そんな静かなパサージュとは対照的に華やか賑やかなパサージュと言えば『Galerie Vivienne』(ギャルリ・ヴィヴィエンヌ )。
ガイドブックでもお馴染みな人気、有名パサージュ。
1823年に建築家François-Jean Delannoy(フランソワ・ジャン・ドゥラノワ)が描いた計画に基づいて公証人組合長Marchou(マルショー)によって建設されました。
ここは先のPassage Puteauxとは対照的にオープン当初から人の流れにマッチしたロケーションで大変賑わったそう。
現在では映画撮影、オートクチュールのファッションショー、著名アーティストの展示会など、さまざまなイベントの舞台にもなり、時代を経ても昔ながらの魅力を保ちつつ、現代のニーズに応える形で進化し続ける活気あるパサージュ。
入った瞬間、美しいモザイクが施されたポンペイ様式と新古典主義様式によるとても優雅な雰囲気が漂う。
モザイクタイルは、上を歩くのがもったいないほど美しいアート作品ですし、アーチ型のガラス天井から自然光が差し込み、明るく開放的でロマンチック〜♡
19世紀から続く老舗古書店「Librairie Jousseaume」はじめシックなブティック、雑貨店、紅茶専門店、アートギャラリー、カフェなどが軒を連ねます。
中でも私の好きな一軒は、ワインの老舗商会の「Legrand Filles et Fils」。
ワインショップ併設のバー&レストランもあり、美味しいワイン&食事がいただけます。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/2legrand-filles-et-fils.html)
しばらく来てませんが、これまたちょっと懐かしく、また改めて飲みに食べに来たいと思いました。
久しぶりに歩いてみたこのパサージュは、やはり素敵に優雅で歩いていて気持ちが良かったです♬

*****プチっと台湾*****
次回の台湾ではこの手のローカルなお菓子をお土産にしたい☆
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