
カキのパエジャとRioja☆
牡蠣が美味しい季節になりました。
すっかりこの時期に我が家の定番メニューとなったのが、港区西麻布にあるスペイン料理レストラン『フェルミンチョ』の先元シェフのレシピで作る「カキのパエジャ」。
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今年は我が家のレモンが豊作なので、果汁はもちろんゼストも大活用☆
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昆布だしと牡蠣の旨みが相まって旨し!な和風パエリア。
そんなパエジャ、パエリアに合わせて今までは自宅はではもっぱらイタリアワインを飲んでいましたが、今年はスペインワイン。
暑かった夏にお手頃スペインワインでTinto de Verano(ティント・デ・ベラーノ)をよく飲んだことからスペインワインが食卓に上がる頻度が格段に増えたのです。
ピンキリとは言えスーパーでも気楽に買えるスペインワインの代表的産地のRioja(リオハ)ワイン。
おうちソムリエール・ケーコとしては、普段飲みの手頃なリオハは、それほど複雑ではなく比較的記憶しやい味。
赤ワインを飲めば、テンプラニーリョ(Tempranillo)、白ならビウラ(Viura)が主に使われているのでわかりやすいという感じ。
(これはコスパ高い!と気に入ってケース買いとなったEscudo Rojo Reserva Syrah)
この機会にざっくりそのスタイルを調べてみると、リオハでは、総計の熟成年数と、樽を使用した熟成年数によってワインの等級が分類されると。
その年数は赤ワインと白ワインで違い、数字が絡むと記憶力がガクッと下がる私は覚えられず!?
感覚で覚えましょ〜と、飲みながらチェック。
若飲みタイプの「ホーベン」(Joven)は、フレッシュで果実味豊か、タンニンが控えめで飲みやすい。
「クリアンサ」(Crianza)は、果実味と樽の風味のバランスが良い。
「レセルバ」(Reserva)は、深い風味と複雑さが特徴。
「グラン・レセルバ」(Gran Reserva)は、熟成感が強く、上品で長い余韻が楽しめる。
白ワインはフレッシュで酸味が特徴的なタイプから樽熟成によるコクのあるタイプまで幅広く、柑橘系のフレッシュな香りや、樽熟成によるナッツやバターの風味が楽しめる。
というわけで、牡蠣のパエリアにもリオハの白はなかなか合いました☆
そしてカキパエリアも最近はイクラのせバージョンなどと次第にアレンジを。
K「スペイン白ワインはもう無いんだけど、牡蠣に赤ワインはやっぱり無理かな」
夫「いや、スペイン人なら牡蠣でも赤も飲むイメージだな」
K「えーー。ま、でも昔、旅先のレストランのイタリア人に言われたよね。白ワインは水やで。赤がワインや!魚も赤で食うんやでぇぇ!(なぜか関西弁翻訳。そんな雰囲気のおじさんだったから)って言ったよね」
夫「そう!周りのイタリア人も魚介レストランなのに赤ワイン飲んでた。あのノリはスペインにも通じる?!」
じゃ、これを...と飲んだ1本、スペイン王室御用達ワイナリー「Marques de Riscal」は、これまたコスパの高く、プラムやチェリーのような果実味に加え、特にバニラやスパイスも感じられ、しっかり味の美味しいリオハでした。
でもやはり、個人的にはこのカキパエリアには、白ワインの方がベター。
夫「ラストの1本。今夜のこのワインでラムチョップね」
K「OK。あれ?!このワイン、ずっとスペインワインだと思ってたけどチリだよ...」
夫「スペイン語だからね...」
ちゃんとエチケットを確認すればわかることだったのですが、勝手にスペインワインだと思い込んでしまったノムリエール・ケーコでした。反省。
*****プチッとパリ*****
クリスマスツリーで振り返る10年@Galeries Lafayette Haussmann。
まだツリーへ近づく空中通路ができる前。
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