日本の食にフィーチャー、日本酒にまつわる粋なお話。

さまざまなものとのコミュニケーションが得意なcaoさんによる連載。毎回いろいろなテーマでお届け中。今月は麹や米など“日本オリジナルの食”についてのお話です。10/20発売予定の「フィガロジャポン」では日本酒特集も。併せてお楽しみください!


こんにちは、caoです。

日本の食材や文化を再確認してみるのってどうかしら、な~んて思って
今月は“日本オリジナルの食”を。

ん?
まぁ~こだわらず、いつものようにゆるいキーワードくらいでゆきます。

よろしかったら、今月もお付き合いください。

よろしくお願いします。

 


ではまずは、日本酒ーーーっ。

なぜ日本酒なのかって

うふっ
日本酒が大好きだからです。

単純~ へへっ

お酒をたしなめるようなお年頃になる、はるかはるか前に、酒蔵さんのお家に遊びに行った時のこと。

お米かな?お水かな?お酒かな?麹菌かな?蔵かな?

蔵からの香りが甘くて、蔵から流れ出す香りの彩に心が踊り、胸がキュンキュンして、酒蔵さんによってイロイロっていうことにも好奇心が芽生え、あっという間に心を奪われてしまいました。

お酒をたしなめるお年頃になってからは、職人さんの人の魅力や手の魅力も加わって、さらに日本酒大好き♪って訳です。


お酒に強いわけではないのですが、お酒を前にした時、そのお酒にまつわるイロイロを小さな映画館で見ているかのよう。

フィルムの回る音がするような感じがたまらない。

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どの国も、なんとなくお酒って、祭事などには欠かせないアイテムだったりしますよね。

きっと歴史は古いだろうなぁ。

 

わたしの生活の中では、朝イチのご挨拶の時から一日お疲れさまの晩酌まで、欠かせないもので万能です。

お料理の調味料やお肌のケアなど、日本酒はフルに活用していて身近なものでしたから、以前は樽でストックがありました。

樽を開ける時、香りとともに光のみなさんが飛び出す様は、ショーを楽しむようにワクワクしていました。

このショーは、どんなお米、お水は何、酒蔵さんにいらっしゃる菌、作り方などでまるで違う。

そう、天候にも左右されるのかな、年によっても違う。

だから今年は旨い! とか、昨年のは旨かった! とかはなくて、どの年のも豊かな風合いを楽しめる。

日本酒をいただく時にはぜひ
そのお酒の産地や風土を楽しみながら、ちびちびといただいてみてくださいね。

苦手な方は無理なさらずに香りだけ、一口だけ、からいかがかしら。

 

そうだ!
お祭りなどの時、光のみなさんは誰よりも先に酔っぱらっていて、お祭りが終わったあとも二日酔いを何日も引きずっていますよ。

お祭りのあとの神社さんを通りかかった時には、お加減はいかがかしら? と声をかけてあげてくださいね。

お陰さまでと照れくさそうにはにかむ笑顔と一緒に、鼻をつまみたくなる酒臭い香りがするかもしれませんよ。


ふふっ
 

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illustration : MARIKO ENOMOTO

cao

いつからか動物や植物など、言葉を使わないコミュニケーションが得意(なのか?)。そんな風になんとなく毎日を楽しんでいるちっぽけな光の欠片。
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