【シャネル44】クロエ・セヴィニーとマリオン・コティヤール、スペシャルインタビュー! シャネル2023/24年クルーズ コレクションをレポート。
Chanel 2023.05.15
昨年のモナコに続き、今年はカルフォルニア・ロサンゼルスで発表されたシャネルの2023-24年のクルーズコレクション。西海岸の風を感じる軽快さと、エフォートレスなムードをシャネルらしくエレガントかつシックに表現した。
5月9日に発表されたショーに先立って、公開したティザー動画には女優でメゾンのアンバサダーも務めているアルマ・ホドロフスキーが登場。人気フォトグラファーデュオのイネス&ヴィノードが西海岸の開放的なビーチなどで、エアロビクスしているアルマのグラマラスでヘルシーな姿を捉えた。
そして、5月9日の夜、あのハリウッドを象徴する伝説の場所、パラマウント・ピクチャーズ・スタジオを舞台にランウェイショーが開催された。ハリウッド映画のグラマラスな世界はもちろん、サーフィンやローラースケートなど、アウトドアスポーツも盛んで、ヘルシーでウェルネスな文化も根付いている独特のムードのロサンゼルス。その夕暮れのパステルトーンと鮮やかなトーンを用い、1920〜30年代のグラマラスなスタイルから、1970〜80年代のスポーティな装いまで、さまざまな角度からアプローチ。そんなヴィルジニー・ヴィアールが手がける最新作は、エレガントでエフォートレス、そしてシックな仕上がりとなった。
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「魅力あふれる偉大な映画スターたちへ称賛とエアロビクスやスポーツ、ローラースケートなどの遊びの世界、夢と実際に着たいものとの狭間で、すべてはバランスの問題なのです」とヴィルジニー。ラインストーンを飾ったショートパンツとジャンプスーツ、刺繍をあしらったビュスチエとコンパクトなタンクトップ、さらに1960年代風のスーツやバスローブとカジュアルなパジャマ、さらには1930年代風シューズとディスコシューズのバリエーションなど、さまざまな年代のメゾンのコードと、ロサンゼルスのムードが出会い、新しい世界を紡ぎ出した。
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豊かな色彩も印象的な2023-24年のクルーズコレクションは、アイコニックなシャネルのカラーにパステル、そして鮮やかな色をバランスよく組み合わせたマルチカラーのパレットで構成されている。シャネルらしいシックな白と黒にプラスし、ヴィルジニーがこよなく愛する色、ピンクも多く登場。さらにハリウッドの黄金期を想起させるゴールドも見逃せない。「新しい風、旅、軽快でハッピーなファンタジーをもたらしたいと考えたのです」とヴィルジニーは言う。
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シャネルファミリーが集結!
シャネルが手がける一夜限りのグラマラスなショーに世界中からセレブリティが集まった。それも今回の舞台はハリウッド!女優でシャネルのアンバサダーであるマーゴット・ロビーはもちろん、ハリウッドで活躍する著名人も集結し、賑やかな夜になった。
クロエ・セヴィニーとマリオン・コティヤール、スペシャルインタビュー。
クロエ・セヴィニー
今日着用したルックは70年代のハリウッド、クールガール&グラマー。ルーズソックスを合わせているのですが、日本を思い出します。スパークルやキラキラした感じがが若々しくて、楽しい。お気に入りはこのビニールコーティングのコートとレトロ風のバッグ。ショーで印象的だったのはピンクのテリークロスのラウンジっぽいルック、バックルのついたレザーのミニスーツ、黒のミニドレスはセクシーでクール、とにかくたくさんあってとても楽しかった。
インスピレーションを受けたのは、カラー。バブルガムのピンクなど私ももっと色で遊びたいと思いました。夏の海辺でもっとパステルカラーを取り入れたい!
夏は休暇でケープコッドに行くの。ゲイやアーティストのコミュニティなの。ライアン・マックギンレーにジョン・ウォルターズなどもいて楽しいのよ。私はそういうコミュニティが大好き!
シャネルを通してブランドがサポートするマリオン・コティヤールなど才能のある人々と繋がることができるのもうれしい。日本にも行きたいわ。ぜひ招待して!/クロエ・セヴィニー
今日のスタイルはとてもシャネルらしい。ニットトップは着心地が最高。着ていて心地よく、自分らしくいられる。それは私が常に目標としていることなの。ショーで印象的だったのはたくさんあったけれどスケートボードルック、パープルとピンクのスクエア柄が施されたのスカートとジャケット、赤い靴、ネオンピンク&イエロー&ブルーのジャンプスーツ、パステルカラーのジャケットとパンツ……たくさんありすぎて! 80年代が大好きなの。ショーで表現された80年代の雰囲気が最高でインスパイアされた。80年代を時代設定とした映画に出演したいわ!
私にとって着心地のよさはとても大切。エッジのある着心地のいい服を着ると、自分らしさを感じるし、それが自分のスタイルだと思うわ。
新しいファションの意義、そうね……仕事を始めた当初はファッションがアートだと思わなかった。でもいまはファッションは、アートだと感じるようになり、新しいファッションを着ることは才能のある素晴らしいデザイナーの新しいアートを纏うこと。それができる自分はラッキーだと感じています。/マリオン・コティヤール
興奮と熱気に満ちた、クルーズコレクションの映像や全ルックもぜひチェックして!
シャネル カスタマーケア
0120-525-519(フリーダイヤル)
text: Tomoko Kawakami, Chinami Inaishi(interview), photography: Chanel