ジュエリーや時計は、人生を整える(決断も)。

ジュエリーや時計は、持ち主にも物語を与える......取材後の校正を読んでそう感じました。

「人からもらうのが好きだったけれど、いまは自分のために自分で選びたい」

「何かひとつ仕事を終えると買うことにしていたけれど、ふらっと宝飾店に立ち寄るくらいの気持ちになれた自分が心地いい」

ラグジュアリーな商品だからこそ、買う時も気負ってしまう。でも、そうならなくなった自分自身に変化や進化を感じる、など、心を込めて選び購入したものは、一生の付き合いになるものもあるし、手放したとしても、手放したその瞬間の自身の心持ちに対して繊細に脳が覚えている。やはりジュエリー&ウォッチは、something specialなんです。

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中村アンさんに私物をご紹介いただきました。有機的で丸みのあるフォルムが好き、とのこと。まさに中村さんご自身もオーガニックでヘルシーで、やわらかな印象がある。ジュエリーの好みにもその人の在り方は反映されるように思えます。
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上野水香さんは向上心の人。世界のバレエを体験し、いくつになっても鍛え抜かれた心身で素晴らしいパフォーマンスで魅せる上野さんらしい「購入のきっかけ」が語られていて非常に興味深かったです。
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ハン・ヒョジュさんには、昨今元気なファッションメゾンのジュエリーを纏っていただきました。担当エディターが、彼女の気取らないキャラクターに魅了されていました。

フィガロエディターたちと今号で時計宝飾の記事に関わってくださったジャーナリストの方々も、個人的執着ブランドやアイテムについて熱い想いを吐露しました! 個人史に関わっていたりしてオモロイ。

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私はブルガリ推しです。カラフルなものが大好きで、大胆さに惹かれるのです。
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歴史あるジュエラーやラグジュアリーメゾンのものでなくても、ジェムストーンを楽しみ、メタルのフォルムで遊ぶビジューをファッションに取り入れたい人はたくさんいるはず。そういう人にはこちらのテーマを。

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今回の表紙を飾ってくださったのは、シャネルのファッションと時計宝飾のアンバサダーに就任したばかりの俳優・二階堂ふみさん。大ぶりのコスチュームジュエリーを纏って、「演じる」をテーマにカメラの前で感情を表現してくれました。インタビューでも演じる仕事のことはもちろん、シャネルというメゾンの哲学などにも触れたお話をしてくれました。

私は映画というカルチャーが大好きで、高校時代から映画部、大学も映画専攻、サークルもシネマ研究会にいたのですが、真摯にクリエイティブに取り組む演じ手を観ると、自分まで昇華するように思います。とても真剣にこの撮影に向き合ってくださり、感謝しかありません。

この方の生き方にもインタビューに同席して感激しました。

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森且行さん。どこまでも明るく、前向き。輝き続けるためには、芯が強くなくては。森さんには芯の強さ、希望へと真っすぐ向かう率直さを感じました。本能的に優れた人の存在の仕方だな、と。

上杉柊平さんもミラノで撮影。上杉さんの硬質な魅力とミラノの街はフィットしますね。

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余談すぎる余談なのですが、通っていた高校のシンボルが柊だったので勝手にシンパシー。

言葉の紡ぎ手、星のメッセージの伝え人、石井ゆかりさんによる、2025年上半期の星占いスペシャルはもちろん必読です。世の中をどう観察し、体感していくかが常に語られていて、生き方の参考になります。

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フィガロジャポンがとても大切にしているコミュニティBWA。2024年のアワード受賞者が決まりました。今年度のテーマは新しいスタンダードを創る女性たち。既存の観念に縛られず、豊かなアイデアを持って新しい価値を社会にもたらすことは、シンプルに素晴らしいことです。

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12月12日に東京・青山で受賞式を行います。これまでBusiness With Attitudeに関わってくださった多くの方々が集結。いまから愉しみです。

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今号、久しぶりに現場仕事で腕まくり! 細かな編集作業を全部手がけたのが別冊付録「映画とシャネルの素敵な関係。」です。映画好きには本当に愉しい仕事でした! 

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執筆を、映画ジャーナリストの立田敦子さんと、私を育ててくれた元ボス・現ファッションジャーナリストの塚本香さんにお願いしました。ハードだったけれど、昔を思い出した......!

フィガロジャポンは映画というアールドゥヴィーヴルを応援し続けるメディアです。これからもがんばります!

フィガロジャポン編集長 森田聖美

【合わせて読みたい】
上杉柊平、ある日、ミラノの街角で......。
あの人のウォッチ&ジュエリーの物語。
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上野水香が愛するパリとは。

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