ジュエリーや時計は、人生を整える(決断も)。
フィガロジャポン最新号紹介 2024.11.21
ジュエリーや時計は、持ち主にも物語を与える......取材後の校正を読んでそう感じました。
「人からもらうのが好きだったけれど、いまは自分のために自分で選びたい」
「何かひとつ仕事を終えると買うことにしていたけれど、ふらっと宝飾店に立ち寄るくらいの気持ちになれた自分が心地いい」
ラグジュアリーな商品だからこそ、買う時も気負ってしまう。でも、そうならなくなった自分自身に変化や進化を感じる、など、心を込めて選び購入したものは、一生の付き合いになるものもあるし、手放したとしても、手放したその瞬間の自身の心持ちに対して繊細に脳が覚えている。やはりジュエリー&ウォッチは、something specialなんです。
フィガロエディターたちと今号で時計宝飾の記事に関わってくださったジャーナリストの方々も、個人的執着ブランドやアイテムについて熱い想いを吐露しました! 個人史に関わっていたりしてオモロイ。
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今回の表紙を飾ってくださったのは、シャネルのファッションと時計宝飾のアンバサダーに就任したばかりの俳優・二階堂ふみさん。大ぶりのコスチュームジュエリーを纏って、「演じる」をテーマにカメラの前で感情を表現してくれました。インタビューでも演じる仕事のことはもちろん、シャネルというメゾンの哲学などにも触れたお話をしてくれました。
私は映画というカルチャーが大好きで、高校時代から映画部、大学も映画専攻、サークルもシネマ研究会にいたのですが、真摯にクリエイティブに取り組む演じ手を観ると、自分まで昇華するように思います。とても真剣にこの撮影に向き合ってくださり、感謝しかありません。
この方の生き方にもインタビューに同席して感激しました。
森且行さん。どこまでも明るく、前向き。輝き続けるためには、芯が強くなくては。森さんには芯の強さ、希望へと真っすぐ向かう率直さを感じました。本能的に優れた人の存在の仕方だな、と。
上杉柊平さんもミラノで撮影。上杉さんの硬質な魅力とミラノの街はフィットしますね。
言葉の紡ぎ手、星のメッセージの伝え人、石井ゆかりさんによる、2025年上半期の星占いスペシャルはもちろん必読です。世の中をどう観察し、体感していくかが常に語られていて、生き方の参考になります。
フィガロジャポンがとても大切にしているコミュニティBWA。2024年のアワード受賞者が決まりました。今年度のテーマは新しいスタンダードを創る女性たち。既存の観念に縛られず、豊かなアイデアを持って新しい価値を社会にもたらすことは、シンプルに素晴らしいことです。
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今号、久しぶりに現場仕事で腕まくり! 細かな編集作業を全部手がけたのが別冊付録「映画とシャネルの素敵な関係。」です。映画好きには本当に愉しい仕事でした!
フィガロジャポンは映画というアールドゥヴィーヴルを応援し続けるメディアです。これからもがんばります!
フィガロジャポン編集長 森田聖美
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