ニッポンの小さな旅へーー大分県 手仕事の温もりが宿る大分県の工芸品や雑貨を探そう。
Travel 2020.12.23
【工芸品、雑貨】
こんな時代だからこそ、つくり手の顔が見える物語のあるプロダクトがほしい。真摯な作家たちが紡ぎ出す作品を集めて。
クラフティの竹細工とレザーのバッグ
湯布院と益子に店舗を構える竹細工のバッグブランド、クラフティ。大分が誇る伝統の竹細工の魅力を現代に広めたいと、竹芸家の両親と和洋裁を学んだ娘夫婦のコラボレーションによりオリジナルデザインのバッグを製作する。幅広いシーンで使えるモダンなデザインが特徴。ヤギ革の巾着バッグ¥52,800
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木屋かみののシャープな木のうつわ
リムプレート¥14,000、フォーク¥2,800、摺鉦鉢¥20,000
アイアンと木のトレイ(参考商品)
家電メーカーのデザイナーを経て、故郷で木工と出合い、湯布院にアトリエを構えて20年という木工作家の神野達也。雑木を素材とする家具や日用品は、きりりとシャープなラインが特徴だ。
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眞砂眞砂子のグレーのうつわ
花器¥2,200〜、皿(小)¥1,500〜、(大)¥2,400〜
大分市内の古い民家を改築した眞砂のアトリエ。
陶芸家の眞砂眞砂子は2003年に大分市内で作陶をスタート。「肩肘はらず普段遣いできるうつわ」をテーマに、白、黒、薄いグレーのうつわを制作する。女性の手にもなじむやや小ぶりのサイズと、肌あたりの柔らかさが身上だ。12月に鹿児島で個展を開催予定。
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ミカイバンブーの竹細工ブローチ
ブローチ各¥4,400
竹だからできること、竹の美しさを伝えることをテーマに、伝統の竹細工にオリジナリティあふれるデザインを載せて現代的なアクセサリーを発表するミカイバンブー。伝統的な編みを取り入れた白竹のブローチは、剛と柔を兼ね備える竹の特性を、曲線と直線の造形美で表現している。
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天然の藍で彩色したジャパンブルーのボールペン
ボールペン¥38,500
佐伯市のものづくり企業が、天然の染料である藍で金属を彩色する技術を確立。アルミから削り出したボディを一本一本彩色した美しいボールペンは、日本の伝統と革新的な技術力の融合から生まれたものだ。ボディの製造と組み立てはセーラー万年筆が担っており、書き味も抜群!
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国東七島藺(くにさきしちとうい)のわらじ
地元女性による手作りのわらじ¥2,800
国東半島の特産品として350年前から生産されている七島藺は、耐久性が高く、使い込むほどにツヤが出る優れた素材。琉球畳の原材料として全国で親しまれていたが、現在は国東市安岐町だけで生産されており、生産農家はわずか7軒。七島藺の保存活動が行われている。
道の駅くにみ
国東市国見町伊美4252-1
tel:0978-89-7117
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ワカコ・セラミックスのティーセットと花器
しらゆりカップ&ソーサー¥5,500、まほうのティーポット¥16,500、マグ花器¥9,680
祖母の自宅だった民家に工房を構え、作陶を続けながら陶芸教室なども開く坂本和歌子。
日本各地で個展を開くワカコ・セラミックス。主宰する陶芸家の坂本和歌子は杵築市の城下町にアトリエを構え、「繊細で美しく使いやすいうつわ」をテーマに作陶を行っている。「そらいろ」と名付けられたブルーが印象的。
●掲載店の営業時間、定休日、価格などは、取材時から変更になる可能性があります。
●宿泊料金、滞在プランは、客室タイプ、時季、サービス内容で異なるため、予約時に宿泊施設にご確認ください。
*『フィガロジャポン』2020年11月号より抜粋
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photos : YASUO YAMAGUCHI, réalisation : RYOKO KURAISHI, collaboration : KENTARO KOUNO (snld.jp), SHINSAKU MUTO