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デコラトリスによる洗練探しの旅

キャビア食べ比べ&ロシアンワイン

せわしい季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。

デコラトリスの多賀谷洋子です。

夏のバカンス報告が中途半端なままとなっていますので、今回も再びロシア記事です。

サンクトペテルブルグ旅行の to do listの一つに、キャビア専門レストランに行くということがありました。

事前に、ホテルのコンシェルジュと空港送迎などでメールのやり取りをした際に、現地の観光案内や「お薦めレストランリスト」などが添付で送られてきました。

市内には、キャビアで有名な老舗ホテルや専門店がいくつかあり、検索で決めかねていましたが、リストの中で「最新のcaviar place、洗練された雰囲気もお愉しみいただけます」などのコメントがされていたレストランに目が留まり、サイトやSNS等をチェックしたところ、確かにその通り。モダンなインテリアと洗練されたプレゼンテーションに心惹かれ、早速、予約を入れて頂きました。

前回お書きしましたが、リッチなシャンパーニュブレックファーストを頂いたこともあり、

https://madamefigaro.jp/blog/yoko-tagaya/post-127.html

ランチはスキップし、午後はマリンスキー劇場に駆け込み。

マチネで、念願のバレエ「白鳥の湖」鑑賞です。

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バレエ大国ロシアの中で、最も格調の高い劇場。

ずっと長い間、観劇を切望していた場所です。重厚感のある緞帳にも、歴史の重さやプライドを感じます。

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こちらについては、別記事にてお書きするとして、インターミッションに頂いたのは、もちろんシャンパーニュとこちら

「IKURA」のオープンサンドです。

ロシアでは、魚卵の総称を「イクラ」と呼ぶそうで、キャビアは特に「黒いイクラ」と呼ばれているのだそう。

ロシアのイクラは、日本のものに比べると小ぶりで弾力は控えめ。黒パンとサワークリームとの相性も抜群に美味しくて、シンプルながらも忘れ難き逸品となりました!

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さて、バレエ鑑賞後も観光、買い物とハードなスケジュールをこなし、ホテルで慌ただしく着替えて、お目当てのレストラン「ART CAVIAR」に到着。

エントランスでは、チョウザメのオブジェが迎えてくれます。

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ロシアにおいてキャビアは重要な産業の一つであり、国の管理の下、輸出も厳重に制限されているようですが、このレストランは、「オシェトラ・キャビア」輸出の国内シェアの大半を占める企業が母体となっているようです。

偶然、サイト雰囲気などビジュアル重視で選びましたが、品質も保証付きのお店だったようで、これはとても嬉しい!

メニューには様々なキャビア料理が並び、迷っていると、

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怪しい影がガラスに映り込んでしまい、心苦しいのですが。。。

まずは、併設されているブティックのショーケースに案内され、解説を聞きながら、頂くキャビアを選んでいきます。

キャビアのデギュスタシオンといえば、以前、サイズ別に「ベルーガ」「オシェトラ」「セヴルーガ」の三種類を食べ比べたことがあり、それが一般的なのかもしれませんが、せっかくの機会、今回は、オシェトラを極めなくては!という意気込みで、解説に耳を傾けます。

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キャビアの味は、餌となるプランクトンの種類や塩の量等になり変わってきますが、

私が選んだのは、オシェトラキャビアの味の骨格が最も分かりやすい「クラシック」と

滑らかな口当たりで、ナッティな芳香で余韻が長い「インペリアル」

三ツ星レストラン等でよく使われるのは、この後者タイプです。

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「粒より」「粒揃い」という言葉のお手本のように、一粒一粒がしっかりとして均等。鮮明な黒の輝きを見るだけで弾力が分かります。

まさに、「黒い真珠」です!

それぞれの色の違いですが、左の「クラシック」は漆黒に近い黒ですが、「インペリアル」は少し茶色味、琥珀のニュアンスを帯びた黑さです。

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キャビアをじっくり味わいたかったのと、メインも美味しく頂けるように

ブリニ(小さいクレープ)とガーニッシュはパスして、パンのみオーダーしました。

こちらにも、たっぷりの自家製サワークリームが添えられてきます。

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キャビアには、繊細な味わいを損なわないよう、シルバー、ステンレスなど金属製のスプンはNG。

金属に含まれるイオンが移り、匂いがついてしまうからです。

但し、キャビアの品質検査には金のボールが使われますので、金製のみOK。金のスプンでキャビアを頂くなんて、ビジュアル的にもラグジュアリーですね!

レストランでは、白蝶貝のものを使っているお店が多いように思いますが、他には水牛製の黒いスプン、情緒に欠けますがプラスチックなどもOKです。

今回の旅行の買い物リストには、白蝶貝のキャビアスプンもありましたが、探しきれなかったため、次回に持ち越しです!

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飲み物はシャンパーニュ?ウオッカ?

シャンパーニュは朝から立て続けに飲んでいる上、高アルコールの蒸留酒は苦手なため、王道のマリアージュではなく、ここでしか経験できないような何か別のものをと、ロシア産ワインに初トライすることに。

ロシアでもシャルドネ、ピノノワール等一通りのワインを作っているようですが、これまで一度も口にしたことがなかったため、まずはリースリングをセレクト。寒冷地と相性のよいぶどう品種ですから、きっとキャビアにも合うはずです。

結果、大正解!キレのよい酸味がしっかり感じられ、ロシアの地でリースリングの本領発揮!特に「クラシック」とのペアリングが完璧。

ところで、肝心の二種類のキャビアですが、「クラシック」は、言葉の通り、「原点」「素」の味。「本来のキャビアは、こういう味だったのね」と思わせるフィッシー、魚香が強めに出ていて、塩味も強く粗野な味わいです。

一方、「インペリアル」は、塩味が控えめで、洗練された味。クルミやキャラメルのようにナッティでほんのりと甘さも感じられる香しさ。余韻も長く、まさに至福!

「キャビアといえば」の慣れ親しんだ味で、世界中のグルマンに愛されているのも納得。

その名の通り、数々の皇帝をも虜にしてきた風格を放つこの味を、是非日本に持ち帰り、プレステージ・シャンパーニュとのマリアージュで再検証したくなり、まだ半分も食べ終わらないうちに、購入の旨伝えました。

帰国後、自宅でも至福の時間を過ごしたのは言うまでもありません!

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その後も、メインディッシュに合わせ、シャルドネ、ピノノワールとロシアンワインとのマリアージュは続きます。

ロシアンワインが、こんなに魅力的なものだとは!もっと、積極的に日本でも流通すればと思うのですが、現状はいかがなのでしょうね。

ロシアでは食に全く期待していなかったのですが、お味も雰囲気もはるかに期待を超える世界が広がっているのですね。

サンクトペテルブルグならではのガストロノミーは、果てしなくラグジュアリーに進化しそうな予感です。

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この街がすっかり気に入った私は、数年後にも是非再訪したいと思っています。

次回は、こちらのバーの方で、アペリティフにキャビアをつまんでから、ディナーに出かけることにしようと、次回のロシア旅を楽しく妄想しています。

 

★ART CAVIAR 

face book ↓

 

https://www.facebook.com/artcaviarspb

 

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多賀谷洋子

食空間デコレーター。雑誌編集、外資系客室乗務員を経て、テーブルコーディネーターに。ブライダルやパーティ、商業施設から個人宅まで幅広くインテリアデコレーション手がける。雑誌やレシピ本のスタイリングでも活躍。パリスタイル主宰、フランスチーズ鑑評騎士の会 チーズシュヴァリエの顔も持つ。著書「美しくなるチーズレシピ:“チーズは太らない!”ダイエットも、アンチエイジングもチーズにおまかせ!」が話題。 http://paristyle.jp/

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