エストニアから届いた、優しくシンプルな歌声。

Culture 2019.06.04

日常を切り取ったスナップのように優しい歌。

『27』/マリ・ユリエンス

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ネイチャーブリス ¥2,484

ヨーロッパ北部に位置するエストニアから、颯爽と登場したのがマリ・ユリエンスだ。2010年にデビューした当初の名義は、マリ・ポキネン。初のアルバム『22』はシシド・カフカが気に入ってラジオで紹介したこともあり、日本でも高く評価された。歌はもちろんだが、演劇も学び俳優としても活動しているため表現力が豊か。たとえギターの弾き語りであっても、確固たる世界観を発信している。彼女の凛々しい歌声があれば、エストニア語の歌詞でもしっかりとメッセージが伝わるのだ。

この新作は、結婚して名前を変えてから初のアルバムとなる。アコースティックギターを基調にしたシンプルなサウンドと、透明感のある可憐な歌声で表現されるのは、フォーキーで親しみやすいメロディ。子どもや家族といった身近な題材をモチーフに淡々と綴られる歌からは、瑞々しい感性がほとばしっている。

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*「フィガロジャポン」2019年5月号より抜粋

réalisation : HITOSHI KURIMOTO

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