キム・カーダシアン、4度目の挑戦で司法試験の第一関門を突破!
Culture 2021.12.14
弁護士を目指して勉強中のキム・カーダシアンが米現地時間13日に、“Baby Bar(ベビーバー)”と呼ばれる弁護士予備試験に合格したことをSNSで明かした。
‟ベビーバー”とは、カリフォルニア州で法律の勉強を始めてから1年目の学生が受験する最初の試験。2019年に弁護士を目指す決意をしたキムだが、これまで3回チャレンジするも失敗。「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」の最終シーズンで、キムは当時試験の難しさについてこう語っていた。
「皆さん、私は“ベビーバー”にパスしなかったわ。私のように3年制のロースクールに通わない場合、4年制のプログラムをこなす必要があります。そして1年目の後に、“ベビーバー”を受験しなければなりません。これは通常よりも難しいと聞いています」
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しかし現在、キムは合格したことによって、弁護士になるための第一歩を踏み出すことになった。
「オーマイゴッド! “ベビーバー”をパスしたわ!!!! 鏡に写り込んでいる私自身を、本当に誇りに思います。私のこれまでの歩みを知らない人には、これが簡単なものではなく、(容易に)与えられたものではないということを知って欲しい」
「私は2年間で3回この試験に落ちましたが、その度に立ち上がって、もっと勉強して、やり遂げるまで何度でも挑戦しました(3回目の挑戦のときにはコロナに感染して、40度の熱が出たけれど、言い訳はしなかったわ)。カリフォルニア州では、(弁護士になるために)司法試験を2回受ける必要があり、今回の試験は第一段階にあたりますが、合格率は低いのです。業界トップクラスの弁護士からは、私が選んだ道は不可能に近く、従来のロースクールを経て進むルートよりもずっと難しいと言われていました」
「しかし、これが私の唯一の選択肢でした。ここに来て、自分の目標を達成することができて、とっても気分がいいです」
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キムの亡き父親が、O・J・シンプソンの裁判で弁護団に名を連ねた著名な弁護士だったのは有名な話で、キムが弁護士を目指すことになったのも父からの影響が大きい。
「父はとても誇りに思っているでしょうし、これが私の選んだ道だと知ったら、ショックを受けると思いますが、父は私の最高の勉強仲間になったことでしょう。父は自分のように1発で合格できなかった人を馬鹿にすることで有名だったと聞いていますが、(生きていれば)彼は私にとっては最高のチアリーダーだったでしょうね」
そして、キムは夢を諦めないことの大切さについて再びファンに呼びかけている。
「肝心なのは、糸でかろうじてつながっているような状態でも決して諦めないことです。あなたならできます!!! 気持ちを切り替えて、やり遂げてください」
華やかな面ばかりがスポットを浴びがちなキムだが、陰では毎日12時間も勉強していたという努力家だ。次の司法試験に向けて、さらに勉強漬けの日々を送ることになるのだろうが、快挙のニュースはきっと遠くない将来に聞けるはずだ。努力は裏切らないという大きな勇気を与えてくれるこの言葉に、心打たれた者はきっと少なくないはずだ。
photography: bfa.com/AFLO, text: Eriko Kiryuin