ハリー王子夫妻、ネットフリックスの番組の内容を変更するために大あわて？

ハリー王子夫妻はネットフリックスで配信予定の自分たちのドキュメンタリーの内容に「重要な」変更を加えたいと考えていることをニュースサイト「ページシックス」が報じた。特に、チャールズ3世と王妃らについての発言を撤回したいようだ。

ウィンザー城で集まった市民らと交流するメーガン夫人とハリー王子。（2022年9月10日）photography: Abaca

ネットフリックスは大騒ぎ。なにしろハリー王子とメーガン夫人が急に、同プラットフォームとの1億ドルの契約に基づき制作された、ふたりの結婚後の一年についてのドキュメンタリーに「重大な」変更を加えたいと言いだしたのだから。女王の葬儀で王室メンバーと再会後、「迷い」はじめたハリー王子夫妻は「国王チャールズ3世、カミラ王妃、皇太子夫妻について語ったことの多く」を削除したいようだと10月4日の「ページシックス」が明らかにした。

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本は発売延期

「ハリー王子とメーガン夫人は、自分たちの話や計画について迷いはじめた」とある匿名の関係者は記事で語っている。別な関係者も同様に、「ふたりは大あわてで（1年前から撮りためてきた）ドキュメンタリーの、最も基本的な言葉づかいすらトーンダウンさせようとしている」と語っている。問題なのは、ネットフリックス側では11月9日に配信開始した「ザ・クラウン」シーズン5の後の12月にドキュメンタリーを公開する予定だったらしいことだ。

だがアーチーとリリベットの両親が要求した変更は、ドキュメンタリーの公開を2023年に延期せざるをえないほど重大なものだと言われており、ふたりはいまやネットフリックスと対立状態にある。ふたりのせいで「この企画が永遠にお蔵入り」する懸念を口にする社員もいるようだ。「ページシックス」によると、ネットフリックス側はドキュメンタリーの内容を変更したくない監督のリズ・ガルバスを支持しているようだ。

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態度を保留するチャールズ3世

いっぽう、ハリー王子の回顧録の発売はすでに来年に延期された。多くの王室専門家は、この本とネットフリックスのドキュメンタリーの内容が明らかにならない限り、国王チャールズ3世はハリー王子夫妻の子どもに貴族の称号を与えないだろうと見ている。ハリー王子は英国の王位継承順位で5位であるにもかかわらず、夫妻はすでに王室のウェブサイトで最末尾に掲載されている。「ページシックス」は、ハリー王子がエリザベス女王の死去をネットで知ったと伝えている。そして女王の葬儀の際に軍服を着ることも許されなかった。