グラフィックアーティストVERDYが体現するアトリエの美学。【ビジョナリー・ジャーニー展で体感する、 ルイ・ヴィトンとの時空を超えた旅。】
Culture 2025.08.20
大阪中之島美術館で現在開催中のルイ・ヴィトン『ビジョナリー・ジャーニー』展を、アーティストや小説家がそれぞれの視点で捉える。進化するサヴォワールフェールによって生まれるトランクやバッグは、熟練の職人たちが集うアトリエから世界へ。手仕事を大切にするメゾンの伝統を体感できるアトリエエリアを、グラフィックアーティストVERDYがカスタムデザインした「クーリエ・トランク」と楽しんで。>記事一覧を見る。
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"THE WORKSHOP"
featured by VERDY
アニエールのアトリエを彷彿させるTHE WORKSHOPで、トレードマークのピースサインで微笑む大阪出身のグラフィックアーティスト、VERDY。
「『ビジョナリー・ジャーニー』展のためのコラボレーションピースを制作するにあたって『クーリエ・トランク』を素材に選んだのは、僕がルイ・ヴィトンのトランク・ヒストリーに魅力を感じていたからです。そのアイコニックなピースであり、同時に作品を描くキャンバスとしてのスペースも持ち合わせているので、今回のプロジェクトにマッチすると考えたんです。
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独自のフォントを使った白一色のロゴが際立つトランクの中に、VERDYが生み出したキャラクター、VISTYにモノグラム・キャンバスをあしらった"LV VISTY"のぬいぐるみが。「"LV VISTY"を運ぶトランクというイメージです」
トランクは永く愛用するアイテムなので、あえてキャラクターやメッセージなどは入れず極力シンプルに徹し、その中で自分らしさを表現したのが今回のポイントですね。実は数年前、妻へのプレゼントとしてモノグラム・キャンバスのトランク型アクセサリーケースを買ったんですが、将来自分がもっと大きなトランクを手に入れることができたらこんなふうにしてみたいなと思っていたことが、アイデアソースになっています」(VERDY)
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ヴェルディ/グラフィックアーティスト
1987年、大阪府生まれ。VK DESIGN WORKS所属。"Wasted Youth"や"Girls Donʼt Cry"を筆頭とした現代ストリートシーンを席巻するプロジェクトや、"VISTY"や"VICK"といったキャラクターで知られるほか、ファレル・ウィリアムスやNIGO®など 数多くのコラボレーションを手がけ、多方面で活躍する。
photography: Sodai Yokoyama, Sadaho Naito(exhibition) editing: Mami Aiko