「彼は私をパートナーにしたくないと思う」シャロン・ストーンが『氷の微笑』撮影前のマイケル・ダグラスとの激しい口論を語る。
Celebrity 2025.08.16
女優シャロン・ストーンによると、彼女とマイケル・ダグラスは、ポール・バーホーベン監督の映画『氷の微笑』で共演する直前、初めて顔合わせした際に口論したという。
忘れられない出会いのひとつである。ポール・バーホーベン監督の映画『氷の微笑』で共演する前、シャロン・ストーンとマイケル・ダグラスは決して親しい関係ではなかった。女優シャロン・ストーンが「ビジネス インサイダー」に明かしたところによると、1992年に公開されたこのエロティック・スリラー映画のオーディション直前、ふたりは口論したという。「カンヌでのことでした。私たちは皆座っていて、彼がある人物とその子どもたちの話をしていたのです。その話題の相手のことを私もよく知っていたので、ひと言コメントをしたところ、彼は私に『君に何がわかる?』と答えたのです」とシャロン・ストーンは語る。さらに彼女は、そのコメントの内容はインタビューでは明かさなかったが、それで彼の怒りを買い、彼は皆の前で彼女に向かって叫んだ、と付け加えた。
シャロン・ストーンは物事を黙って受け入れるタイプではないため、反論した。「椅子を押しのけて彼に『外で話しましょう』と言いました。こうして私たちは初めて顔合わせをしました」と彼女は語る。彼女は外に出ると、彼が話していた家族と自分が深い関係にあることを伝え、躊躇せずにその家族をかばった。「その後、私たちは別々の道を歩きました。親友とは言えませんが、関係は良好に保たれました。ですから、『氷の微笑』のキャスティングに関して言えば、彼が私をパートナーとして望んでいたとは思えません」と彼女は付け加えた。
「彼女こそ必要な人物だ」
ふたりの関係はあまり順調に始まったわけではなかったが、マイケル・ダグラスとシャロン・ストーンは最終的に共演に慣れ、親しくなった。女優は「彼を尊敬しています」と「ビジネス インサイダー」に語っている。これに対してマイケル・ダグラス自身もコメントを出した。彼の広報担当アレン・ベリーによると、「彼はシャロン・ストーンの発言に非常に驚いており、当時ふたりの間に争いがあったことはまったく記憶にない」という。「実際には、彼がシャロンを初めて見たのは、ポール・バーホーベン監督が『氷の微笑』のために行ったオーディションで、(マイケルは)『間違いない、彼女こそ必要な人物だ』と言ったことだけ」と、広報担当は「ピープル」誌に語った。さらに代理人は、もしふたりがカンヌ国際映画祭で実際に時間を共にしていたとしても、それは1992年、『氷の微笑』のプロモーションのためだったと付け加えた。「そして、映画を撮影する時点では、すでにふたりは友人関係にありました」とアレン・ベリーは述べている。では、どちらのスターの話が真実なのか? 誰にも分からない。いずれにせよ、幸いなことに、アイスピックが実際に使われることはなかった。
From madameFIGARO.fr
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi