プレイバック、私の青春。

あのころ私は、雑誌「オリーブ」と「宝島」、そして音楽に夢中だった。

あなたは10代、20代のころ、何に夢中になりましたか? 誰に恋い焦がれましたか? おしゃれに敏感なスタイリスト、バイヤー、デザイナーたちに聞く、甘酸っぱいような青春時代。最終回は、当時はそのまま「珠緒ちゃん」と呼ばれていた、スタイリストの飯田珠緒さんに登場いただきます。

特集

February 13, 2019

中学生の頃は本田恭章さんから始まりJAPANやエコー&ザ・バニーメン、デヴィッド・ボウイなどのブリティッシュミュージックとユーミン、そしてRCサクセションと戸川純さんが好きでした。(でもアイドルグループ、たのきんトリオのトシちゃんも好きでした)

高校生の頃は入学してすぐ始めたバンド活動ばかり。女の子バンドです。公立の進学校だったのに1ミリも勉強しませんでした。だから同じ学校の友達より他の私立高校のお友達とばかりつるんでいました。毎日のように真夜中まで遊んでいました。ちょっと後ろめたさもありつつも、最高にドキドキワクワクしながらの夜遊びは本当に楽しかった。あの年頃にしか感じられないであろうあの感覚、いまの自分からは羨ましく感じます。でもヤンキーではなかったです。上京して短大に進学してからも変わらなかったので、当時は学校のトサカヘアボディコンお姉さんや渋カジルイセットガールのお姉さんたちからは浮きまくっていました。 10代半ばから20代前半にかけてのこの頃が1番クラブ(少し前はディスコ)などに行って遊んでいた気がしています。

雑誌「オリーブ」とまだ小さいサイズだった「宝島」を隅から隅まで愛読していました。この2冊で自分は出来上がったんじゃないかってくらい。「DOLL」や「FOOL'S MATE」の音楽雑誌も時々。

パンクロックとロック全般、ニューウェーブから後半はラップヒップホップ、ソウル、リズム&ブルース、スカ、レゲエ……とこの時にメジャー、インディーズ、邦楽、洋楽問わず1番いろいろ聴きまくったのかもしれません。医者の娘のお金持ちお嬢様の友だちがとにかく沢山のレコードを買いまくって持っていたので借りてカセットテープにダビングしまくっていました。地元のハードコアパンクのライブもよく行ってビビリながら観ていました。15歳くらいの頃にパンクにはハマり始めたのですがそれまで聴いてきたものやファッションとはまた違っていて、すごく影響を受けたと思います。※ちなみに、ほんのほんの一瞬、すごくカッコいい女の先輩のバンドがヘビメタバンドをやっていたので聴いてみましたがやっぱりダサい! (音もファッションも)とすぐに思いなおしメビメタはダサい象徴くらいに思っていました(すみません……。今はそこまで思っていませんので)。

高校1年生の時ロンドン帰りの友達がROBOTのラバーソールを履いていてとても羨ましかったけれど、私は買えなかったので残念なダサいラバーソールを履いていました。そして当然のようにお友達の家で耳を氷で冷やして安全ピンで最初のピアスを開けました。頭には当時「オリーブ」で知ったワイヤー入りのフランス製のリボンをつけて、DCブランドの服を着つつ、古着やボロボロのジーパンを履いて、と今思うとめちゃくちゃな節操ないツギハギだらけの典型的なサブカルガールだった気がしています。それでもバンドのライブで着る服を考えたり、古着屋さんなどで探したりするのは楽しかったです。コピーバンドでしたが音もファッションもどれだけまわりと違うことをやって目立つかばかり考えていました。演奏は最低中の最低でした。

高校2年生のとき、当時夢中だったバンドの子にビースティーボーイズを教えてもらった時は衝撃でした。その影響でその後ファッションにアメカジテイストが加わるなどまたミーハーで節操のなさを発揮していました。スカに夢中の時はフレッドペリーのポロシャツやロークのタッセルローファー(3足履き潰しました)でベスパに乗っていました。レゲエマイブームの時はヘアスタイルはスパイラルパーマをかけていました。とにかく今もそうですがミーハーで節操がないんだと思います。

18歳か19歳当時ヴィヴィアンウエストウッドの服は憧れで一生懸命アルバイトしたお金でタッタソールチェックのブラウスを買った時は本当に嬉しかったです。

こうして振り返ると全部ファッションと音楽が自分は常にペアで影響を受けまくっていたんだなと思います。

ちなみにいまも常に音楽のライブ情報アプリでロンドン、ニューヨークなど、主要都市の好きなアーティストのライブ日程を見て ああこれ行きたいなーと妄想ばかりしています。時々少し長くお休みをとって旅行がてらその妄想を実現させてます。また20代の若いお友だちから、自分の知らない音楽やカルチャーを教えてもらうのもとても楽しいです。

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