芽が出たタマネギは食べられる？

野菜かごの中に入れて数週間経つと、タマネギから新しい芽が出てくることがある。発芽したタマネギは食べても良いのだろうか？ それとも、食べない方が良いのだろうか？

photography : Helmut Hess / Getty Images

タマネギはキッチンの主役。栄養的にも強い味方だ。食物繊維が腸を健康に保ち、「抗酸化作用や抗炎症作用もあり、免疫システムを高めます」と話すのは、栄養士のクレール・ドゥヴワイエだ。だが、しばらく放っておくと、タマネギは発芽する場合がある。そうした場合、どうすれば良いのだろうか？ 発芽した部分を取り除いて食べられるものなのだろうか。それとも、健康を害さないために、丸ごと捨てるべきだろうか。

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見た目と匂いに注意

芽が生えていることだけで、タマネギが食用に適さなくなるわけではない。「育ったタマネギは風味が強くなり、水分量が減りますが、まだ食べることはできます」と、フランス国立農業・食糧・環境研究所（INRAE）の研究所長カトリーヌ・ルナールは言う。ただし、芽の部分は消化しにくいため、栄養士のドゥヴワイエは、消化不良を避けるため、お腹の弱い人は発芽部分を取り除くよう勧める。

一方、見た目や匂いが変わったタマネギは、ゴミ箱またはコンポスト行きにすべきだ。「タマネギを覆っている薄皮が茶色くなっていたり、腐敗が見られたり、細菌が繁殖している場合、健康を害する可能性もあるため食べられません」とルナールは警告する。

カビや菌類は、食品の保存方法を誤ると発生する。タマネギは光と湿気を避け、戸棚の中などに保管するのが良い。夏の暑い時期には、冷蔵庫に入れること。

From madameFIGARO.fr