【フィガロジャポン35周年企画】 シャンパーニュの製法や種類を徹底解説! 美しいインテリアに囲まれたセミナーを開催。

Gourmet 2025.03.24

2025年3月、創刊35周年を迎えたフィガロジャポンでは、「アールドゥヴィーヴルへの招待」をテーマに読者の皆様にさまざまな体験の場を提供していきます。

フィガロワインクラブでは、「泡の女王」たるシャンパーニュの魅力を解き明かしていくセミナーを実施。素敵なインテリアに囲まれながら、輝くグラスにときめいたイベントをレポート!


うれしいことがあった時、大切な人生の節目、素敵なディナーやイベントの最初の一杯......どんなシーンにも華を添えてくれるのが、シャンパーニュという泡の持つ魔法かもしれない。

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ウェルカムドリンクをサービス。セミナー講師の安齋喜美子は「ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエをブレンド。シトラス、白桃、アプリコットなどの華やかな香り。果実味にコクがあり、ミネラル豊か」とコメント。「ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット」750ml ¥10,010/MHD モエ ヘネシー ディアジオ

会場となったのは、青山にあるソーシャルインテリア社の「THE MUSEUM(ザ・ミュージアム)」。家具のみならず内装や照明、AV機器、アート、アロマにいたるまで、複数のブランドのアイテムで総合的にコーディネートされた、約50ブランドの垣根を超えた共創型ショールーム兼オフィスだ。受付を済ませた来場者にはウェルカムシャンパーニュが。ヴーヴ・クリコのイエローラベルをメゾンのオリジナルグラスでサービス......いつもの平日の夜は、あっという間にパーティムードに!

来場者はセミナーの開始まで、ラグジュアリーなチェアに腰かけたり、名作の照明を眺めたりしながらヴーヴ・クリコを楽しんだ。会場内には、フィガロジャポンの歴代表紙からパリ、インテリア特集を抜粋したものを、現編集長・森田聖美のコメントともに掲示。グラスを手に、熱心に内容を確認する読者の姿も見受けられた。

名作チェアに腰かけながら、森田編集長のスピーチに耳を傾ける参加者たち。

イベントは、35周年を迎えたフィガロジャポンが創刊から変わらず大事にする「アールドゥヴィーブル」という視点と、それを体現するワインやテーブルウェア、インテリアについて愛を込めて語る森田編集長のスピーチでスタート。その後、セミナーは会場をオフィススペースに移し、製法や種類ごとにワインを味わうテイスティングが始まった。

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「フランスワイン北限の地」で生まれる、気高い泡と酸味。

セミナーの講師を務めたのは、2025年2月号「ワインがあれば、人生は楽しい。」でスパークリングワインの特集ページを担当したワイン/フードジャーナリストの安齋喜美子。多くのシャンパーニュメゾンへの取材経験を持ち、またシャンパーニュ騎士団シュヴァリエにも叙任されているベテランだ。

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セミナーで使用したグラスは、ワイングラス、ワインアクセサリーやセラーの輸入・卸売業務を手がけるグローバルによるもの。J.S.Aワインエキスパートの資格を持つフィガロワインクラブ担当者が、繊細なシャンパーニュの香りと味わいを引き出すグラスの形状を、品種や特徴ごとにセレクト。

セミナーでは特集内で紹介したシャンパーニュを中心に、「ノン・ヴィンテージ」「ロゼ」「ブラン・ド・ブラン」「レコルタン・マニピュラン」「ブリュット・ナチュール」を紹介。それぞれの製法や種類により生まれる特徴を、安齋が解説していく。

「サーモンピンクの色合いが美しい『ヴーヴ・クリコ ローズラベル』は、チェリーやアプリコットの香りで果実味豊か。ヴーヴ・クリコは華やかで革新の精神に満ちたメゾンで、ロゼワインはハーブで色付けをしていた時代、いち早く赤ワインのブレンドを実践したのがマダム・クリコでした。白ブドウのみで造られるブラン・ド・ブラン、本日は『ドゥラモット ブラン・ド・ブラン NV』を味わっていただきます。シャルドネの名産地コート・デ・ブランで栽培された最高級のシャルドネ100%で、レモンや洋梨、ブリオッシュの香りです」

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当日は神楽坂にあるシャルキュトリの名店、メゾンTの生ハムやサラミなどを提供。シャンパーニュの酸味とキレのあるミネラル感に、生ハムの塩味と脂身は抜群の組み合わせだ。

「『レコルタン・マニピュラン(RM)』とは、自社畑のブドウのみでシャンパーニュを造る小規模の栽培者兼醸造業者のこと。主に家族経営で、メゾンが位置する土地の個性が光ります。『ドメーヌ・エリック・ロデズ』は、当主のエリック・ロデズ氏がクリュッグで活躍していたことから、"RMのクリュッグ"の異名も! 白桃やバニラ、トーストの香りがし、芳醇でふくらみのある味わいです。また、近年のトレンドのひとつが、ドザージュ(糖分含有量)がゼロから1リットルあたり3g未満の『ブリュット・ナチュール』。ポイントはブドウの完熟度の高さで、すっきりとした飲み口で"果実の生の味"が楽しめるのが魅力。 本日提供する『シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルド ブリュット・ナチュール』はレモンや洋梨のフルーティさとブリオッシュの香ばしい香りが調和し、果実の純粋さが見事に際立っています」

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当日提供したワイン。ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット 750ml ¥10,010/MHD モエ ヘネシー ディアジオ、ドゥラモット ブラン・ド・ブラン 750ml ¥11,000/ラック・コーポレーション、ヴーヴ・クリコ ローズラベル 750ml ¥10,945/MHD モエ ヘネシー ディアジオ、ドメーヌ・エリック・ロデズ シャンパーニュ・グラン・クリュ・アンボネイ・キュヴェ・デ・クレイエール 750ml ¥19,800/ヴァンパッシオン、シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルド/ブリュット・ナチュール 750ml ¥13,200/エノテカ
 

セミナー後はテイスティングを続けながらの歓談タイム。講師の安齋が会場を回ると、食事を楽しみながらも熱心に質問をしては、メモを取る参加者の姿が。また、これまでのワインクラブのイベントで仲良くなった人どうしでの参加や、この日初めて同席したメンバーと意気投合して、次のお店の予約をする様子も......!

シャンパーニュのグラス越しに友だちの輪が広がっていくのを目の当たりにする、まさに「泡の魔法」を目にした一夜となった。

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*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋

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