暑気払いにピッタリ!? 夏限定「町中華 at Hu Jing」がジャヌ東京で開催中!
Gourmet 2025.08.06
酷暑の中、みなさまいかがお過ごしでしょうか? フィガロワインクラブ副部長(自称)のカナイです。突然ですが、「暑気払い」ってなんだか口にすると、口馴染みがいいというか、小気味いいというか、とても爽やかな感じがしませんか? この言葉ができたのは平安時代だそうで、暑い夏、平安貴族たちは甘酒に氷を入れて飲んでいたそうです。それが庶民にまで降りてくるのは江戸時代ごろで、この頃からかき氷やスイカ、風鈴、花火、浴衣、海水浴、怪談など、いわゆる「日本の夏」といわれる納涼文化が広まったそうです......。
なんて、涼やかな蘊蓄を書いていればちょっとでも涼めるかな、と思ったのですが、やっぱりとにかく暑い!! サングラスをかけても日差しはキツいし、いくらハンカチで拭っても汗は噴き出すし、外出自体がちょっと危険になりそうな昨今。アウトドアも好きな自分ですが、こうなると屋内イベントを探したくなるのも人情というものです。というわけで、暑気払いにピッタリな「町中華 at Hu Jing」に出かけてきました。

ジャヌ東京の「虎景軒(フージン)」は、料理長山口祐介さんが広東料理の技法で中国各地の伝統料理をモダンにアップデートしたメニューが魅力的なコンテンポラリーチャイニーズ。そんな山口料理長が手がける「バンバンジー」や「ユーリンチー」、「チンジャオロース」、「かに玉」、「冷やし中華」など、いわゆる"町中華"を楽しめるのが、9月30日までのディナータイムに開催されているキャンペーン「町中華 at Hu Jing」です。
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メニューこそ近所の中華屋さんの壁にも貼ってありそうなお馴染みの顔ぶれですが、そこに山口料理長の手が加わるとあら不思議、知っている、懐かしい料理が新鮮な表情でお皿の上に現れてきます。

こちらはピータン豆腐......よく知っているものとはだいぶ景色が違います。こちらは豆腐とピータンの黄身部分を練り合わせて土台に、その上にピータンの白身部分を細かく刻んで載せ、周りには香りの良いネギ油を回しかけています。ビールのおつまみにも最高ですが、ここはぜひジャヌ東京の薦める自然派ワインと合わせたいところ。ペットナットの泡にも合いますし、オレンジワインやコクのあるタイプの白ワイン、軽めの赤やロゼ......合わせてみたいペアリングの候補を考え始めるだけで楽しい!

こちらは"黒いバンバンジー"。普段白いカラーリングで見慣れたものが黒かったり、赤かったりすると興奮してしまう自分がいます。鶏肉の下に敷かれているのは、とても繊細な包丁仕事の舌触りが楽しい千切りのキュウリ。「白いゴマだれが特徴のバンバンジーですが、黒ゴマを使う事で風味が強く、ちょっとした苦味のニュアンスやコクを出せるんじゃないか、と思ったんです」と山口料理長。

他にも蓮の葉で包み込むことで風味を持たせた「鶏肉とカシューナッツ炒め 蓮の葉の香り」、そして食材それぞれの個性が引き立つ「虎景軒謹製 クラシックな五目冷やし中華」など、"ネオ町中華"と呼びたくなるようなアラカルトメニューは13品。コースに組み合わせるのも楽しいし、町中華らしく同行者とシェアするのもアリかも?! まだまだ続く酷暑の中、「暑気払い」はこれで決まりです。
ディナーのみ 5:30pm - 10pm (L.O. 9pm)
〜9月30日(火)まで
WEB予約 https://www.tablecheck.com/ja/janu-tokyo-hujing/reserve/message
東京都港区麻布台1-2-2
ダイニングエクスペリエンス (レストラン予約)
050-1809-5550(9:00〜21:00)
https://www.janu.com/janu-tokyo/ja/experiences/dining/

フィガロJPカルチャー/グルメ担当、フィガロワインクラブ担当編集者。大学時代、元週刊プレイボーイ編集長で現在はエッセイスト&バーマンの島地勝彦氏の「書生」としてカバン持ちを経験、文化とグルメの洗礼を浴びる。ホテルの配膳のバイト→和牛を扱う飲食店に就職した後、いろいろあって編集部バイトから編集者に。2023年、J.S.A.認定ワインエキスパートを取得。
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