ロゼ&オレンジワインにぴったり! ちづかみゆきの薬膳中華レシピ。
Gourmet 2024.12.27
生薬に頼らずとも、日常の食材で作れる薬膳中華3品。さりげなく香るスパイスは、ロゼやオレンジワインと相性抜群。
Chinese × Rose & Orange Wine
ちづかみゆき|Miyuki Chizuka
料理教室「meixue」主宰。体調不良がきっかけで薬膳を学ぶ。国際中医薬膳師、J.S.A.認定ソムリエ。近著は『巣ごもりごはん便利帳』(翔泳社刊)。madameFIGARO.jpにてレシピ連載中。
madameFigaro.jp連載「心と身体を元気にする、薬膳レシピ」
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牡蠣と長ネギイチゴ入り中華風サラダ
乾燥しがちな冬におすすめなのが、潤いを補う牡蠣と身体を温める長ネギ。ドレッシング代わりのイチゴが、フレッシュなロゼとの繋ぎ役に。
〈材料〉2人分
牡蠣(大) 8個
長ネギ 1本(白い部分のみ)
イチゴ 60g
ピンクペッパー(なくても可) 適量
A
紹興酒(なければ酒) 大さじ1
水 50ml
B
おろしショウガ・米酢・ゴマ油 各大さじ1/2
キビ砂糖・塩 各1つまみ
薄口醤油 小さじ1/2
〈作り方〉
1 長ネギは5cmの長さにぶつ切りする。牡蠣は洗って水分をペーパーで除いてから、紹興酒大さじ1/2(分量外)をまぶす。イチゴはさいの目切りにする。
2 ボウルにBを入れて混ぜ合わせ、イチゴを加えてさっと混ぜる。
3 小さめのフライパンに1のネギとAを入れて強火にかけ、沸騰したら蓋をし、弱火で7分ほど蒸し煮にする。
4 3に牡蠣を加え、火が通るまで2分ほど蒸し煮にする。うつわに盛り、2のドレッシングをかける。
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鯛、セミドライトマト、ザーサイの春巻き
冬に傷めがちな腎を補う鯛を軸にした春巻き。熱々を頰張れば、エゴマの葉の香りとトマトの酸味が広がる。しっかり冷やしたロゼと。
〈材料〉2人分
鯛(刺身用サク) 180g
セミドライトマト(オイル漬け) 50g
味付きザーサイ 30g
エゴマの葉 6枚
塩・小麦粉・揚げ油 各適量
豆板醤 小さじ1
春巻きの皮 6枚
〈作り方〉
1 鯛は8cmの長さで6等分になるように切り、塩をふる。セミドライトマトとザーサイは水分(油分)を切る。
2 春巻きの皮にエゴマの葉をのせ、鯛をのせて豆板醤を塗る。その上に6等分したセミドライトマトとザーサイをのせて包み、1.5倍ほどの水で溶いた小麦粉のりを塗って止める。
3 揚げ油を180℃に熱し、キツネ色になるまで揚げる。
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シュンギクと豚肉のクミン水餃子
潜んだクミンがエキゾティックな味わいを演出。気を巡らせ、胃腸を整える効果も。じっくり醸したジョージアワインを合わせ余韻も楽しんで。
〈材料〉2人分
豚ひき肉・シュンギク 各100g
餃子の皮(大判) 12枚
ラー油・黒酢 各適宜
A
塩 1つまみ
酒・醤油 各大さじ1/2
ゴマ油 小さじ1/2
クミンパウダー 適量
〈作り方〉
1 シュンギクの茎は小口切りにし、葉は粗く刻む。塩2つまみ(分量外)をまぶして10分置き、水分を搾る。湯を沸かす。
2 大きめのボウルに豚ひき肉とAを入れて混ぜ、シュンギクも加えてさらに混ぜる。
3 餃子の皮に2を大さじ1/2強ずつのせて水をつけて半円形になるよう止め、角と角を合わせて止める。沸騰した湯に油少々(分量外)を加え、餃子を入れて3分半から4分ほど茹でて水分を切る。
4 3をうつわに盛り、シュンギクの葉(分量外、なくても可)をさっとゴマ油(分量外)で和えて添える。お好みでラー油、黒酢も添える。
合わせたいワインは?
平野由希子 |
馬田草織 |
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ちづかみゆき連載|心と身体を元気にする、薬膳レシピ
*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋
photography: Tetsuya Ito styling: Yumi Nakata collaboration: Utuwa