京都「矢の」が表現する、和食とワインと季節感。【フィガロ京都レストラン】

Gourmet 2025.08.13

アテがアタリだと、ワインはもっとおいしくなる。独自の趣向が冴えるペアリングの妙に、目も舌もワクワク!


和食 × ワイン

Yano
矢の

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料理はともに¥27,500のコースから。炭火で焼いた後、藁で燻した熊本あか牛をニンニク醤油にくぐらせ京野菜と盛り付けた「御肉」。合わせるのは「丹波ワイン/京都丹波ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2020」¥22,000。樹齢30年以上のブドウを手摘みした、専門家からも評価の高い希少な逸品。

京都の朝どれ野菜など地のものにこだわり、二十四節気を取り入れた構成によるコース(昼は全6品〜¥10,500、夜は全8品〜¥27,500)がシニアソムリエ厳選のワインとともに楽しめる日本料理店、矢の。走り、旬、名残りというこの国ならではの繊細な季節感を表現した品々は、敷地内で汲み上げられる地下水によってさらなる美味に昇華される。「名水どころとして知られる界隈なので、店を作るにあたり調べたところ、この水に出合うことができたんです」と語る矢野由彦料理長。樹齢の高いブドウを使ったものや熟成タイプに力を入れつつ、国内外問わず幅広くセレクトするワインとのマリアージュを心ゆくまで堪能したい。

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天然フグをてっさ、昆布締め、焼霜の3種で仕立て、煮凝りを添えた「お造り」。ポルトガルの土着品種のアリントを主体とした白「フィタプレタ/パルピテ ホワイト2020」¥11,000。しっかりとした酸味と塩味の余韻がポン酢とも好相性。ワインはグラス¥2,000〜、ボトル¥10,000〜

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おくどさんや炭焼き場を備えたオープンキッチンを舞台に、鮮やかな包丁さばきで次々に料理を仕上げていく様子は、さながら"矢の劇場"といった趣。

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京町家の認定を受けた家屋を、日本建築デザイナーの杉原明がリノベーション。カウンター席のほか坪庭を眺められる部屋や絵画が飾られた特別室など、4つの個室を備える。

Yano
矢の
京都府京都市中京区魚屋町436
075-744-6786
営)12:00〜13:00最終入店、18:00〜20:00最終入店
不定休
要予約
Instagram @yano_kyoto

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*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋

●掲載している料理や商品の価格は、標準税率10%の消費税を含んだ価格です。取材時から価格が変わる可能性があります。
●店によって、別途サービス料等がかかる場合があります。
●掲載店の営業時間や定休日、掲載している料理は、変更になる可能性があります。特に年末年始の営業日·時間など、最新情報は各店舗にお問い合わせ、もしくはインスタグラム等を参照してください。

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photography: Yoshiki Okamoto editing: Mami Aiko

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