レアなお土産探しにも。4万本以上の映画作品を所有するシネマの殿堂へ。【シネマティックなパリ vol.1】

Paris 2025.07.01

ご存じのとおり、パリはシネマティックな街である。公的支援を受けた美術館、老舗の製作会社が投資した最新技術を整えた館、映画人が経営する名画座まで、パリだからこそ味わえる映画のときめきと出会いに!


La Cinémathèque Française
ラ・シネマテーク・フランセーズ〈12区|ベルシー〉

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フランク・ゲーリーによる建築も名所の所以。 © Stéphane Dabrowski-La Cinémathèque française

映画の都パリを代表する、まさにシネマの殿堂。

批評家アンリ・ラングロワが1930年代に開設し、現在は公的な機関となったシネマテークはパリのシネフィルにとって映画の殿堂だ。世界のさまざまな映画の特集上映を開催しているほか、企画展覧会と連動したレトロスペクティブや、修復映画祭なども行われる。7月27日までウェス・アンダーソンの展覧会を開催中。また2021年には、映画の創成期を担った映像の魔術師といわれるジョルジュ・メリエスの名を冠した博物館も建物内にオープンし、800m²のスペースにメリエス関連のオブジェのほか、機材、コスチューム、小道具、ポスターなどが展示され目を楽しませる。

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充実したコレクションを誇るブティック。レアなお土産を探すのにも便利。 © la Cinémathèque française

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ジョルジュ・メリエス博物館は大人から子どもまで映像の魔術に浸れる。

La Cinémathèque Française
ラ・シネマテーク・フランセーズ〈12区|ベルシー〉
51,rue de Bercy 75012 ★GoogleMap
01-71-19-33-33
Ⓜ︎BERCY
開)作品とイベントによる
休)火、5/1、8月、12/25
料)映画鑑賞一般9.50ユーロ
https://www.cinematheque.fr/
案内人:佐藤久理子
雑誌編集者を経て渡仏。数々のヨーロッパの映画祭に足繫く訪れ、記事を執筆するほか、ゴールデングローブ賞の投票権を持つ映画評論家。パリ在住30年で、フィガロジャポンにおいてカルチャー関連の記事執筆も多数。 @kurikosato

*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋

●1ユーロ=約164円(2025年6月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間やイベントの開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

editing: Kuriko Sato

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