【パリ エスニック料理】淡いブルーが目印の「マム」で、ベトナム&仏の厳選食材を使ったオーセンティックメニューを。
Paris 2025.10.06
さまざまな人種が入り交じるヨーロッパの大都市は、多国籍な味を楽しむのにもってこい。フランスから近い中東、アフリカなど、彼の地の料理をおしゃれにアレンジした逸品を狙って。
Mắm
マム
[ 2区|サンティエ ]
ベトナム&仏の厳選食材で作る少数精鋭のメニュー。
淡いブルーの外壁がモダンな印象。25席ほどの小さな店だが、オーセンティックなベトナム料理が味わえると人気。
ハノイ出身のふたりが提案するベトナム北部の料理。2種のフォー、3種のボブン(米粉の麺料理)、前菜のネム(揚げ春巻き)とメニューは少数精鋭。最高級のベトナム産の米やニョクマム、フランスのオーガニック野菜、牛の骨や骨髄を24時間煮込んで作るフォーのスープなど、食材や調理法の徹底したこだわりがおいしさの理由。パリパリの皮に包まれたネムは具材たっぷり、旨味もぎゅっと詰まっている。
米麺にレタスやキュウリ、オニオンフライ、落花生、ミント、厚揚げをのせたベジタリアンボブン「Bùn Chay Vegan」16ユーロ。ベトナム・フーコック島の最高級品というニョクマム入りのソースをかけて。生の赤身の牛肉、ショウガとニンニクとともに軽く火を通した牛肉も選べる。
豚ひき肉にキノコ、シイタケ、オーガニック野菜、緑豆の春雨を薄いライスペーパーに包んで揚げたネム「Ăn No」8.50ユーロ。パリパリの皮から肉汁があふれる。ミントと一緒にレタスに巻いて召し上がれ。
マム
39, rue de Cléry 75002
01-42-33-12-31
ⓂSENTIER
営)12:00~14:30L.O.(月)、12:00~14:30L.O.、19:00~21:30L.O.(火~土)
休)日
要予約
https://mamfromhanoi.com/
★Google Map
●1ユーロ=約172円(2025年10月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、料理・サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。
*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋
photography: Shiro Muramatsu text: Chiaki Mitomi, Sakurako Uozumi