パリ7区☆Bellota Bellota
先月のスキーバカンス@オーストリアで、ある晩にフリードリヒさんから特別に「ベジョータ」をお裾分けしてもらったものは本当に美味しく、嬉しかった思い出。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/abendessen-2.html )
パリでも美味しいベジョータが食べたい!な気持ちになり、久しぶりに専門店“Bellota Bellota ”(ベジョータ ベジョータ)へ。
今回は初めて7区のお店を訪ねてみました。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/berota-berota.html )
サン・ジェルマン店に比べるとこの通りは人通りも少なめでいつも静か。
店内に入ると天井からぶら下がったセクシーに美味しそうな脚たちに ¡Hola!(スペイン語はエクスクラメーションマークなどを逆さまに書いたりするあたりが、なんだか明るいラテンのりで面白い…)
奥にはイートインコーナーがあるので、そのうちここで赤ワインと一緒に軽く食べてみたいとも思ってます。
ベジョータは生ハムとしてはかなり高価なものですが、テイクアウトのサンドイッチなどで気楽に食べられるのも嬉しいお店。
では早速欲しいグラム数を告げてカットしてもらうことに。
「150グラムずつ2セットください」
その間店内を眺めていると壁には、しっかりした味わいであろうなスペインワイン、何度かブログにもアップしているお土産にもいい(スペイン土産…)イワシの缶詰、オリーブ、ピクルス、アンチョビ、チーズなどスペインの美味しいものが色々。
スペインに来たみたいでなかなか楽しい。
アペリティフにぴったりのソーセージやサラミ、自家製のスモークサーモンにも心惹かれる。
場所柄、近所の人気パティスリー“Karamel Paris”のキャラメルやチョコレートもカウンターでちょっとだけ売っているのも嬉しいところ。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/7karamel-paris.html)
すっかり「イベリコ豚」という名称は有名だと思われますが、スペイン西部に生息するイベリア種と呼ばれる黒豚。
イベリコ豚の中でもドングリ(=ベジョータ)を食べて育つ最も希少なイベリコ豚の生ハムが「ベジョータ」ですが、他の生ハムと比べると随分と違いがあることを感じます。
その違いは…?と思っていたのですが、そもそもその豚の肉質の違いはもちろん、熟成具合にもよるそうで、こちらのお店はで48〜60ヶ月もの熟成期間をかけているそうです。
今回買ったのは52ヶ月熟成(100グラムあたり4000円ちょっと)、プレゼント用と自宅用を購入。
その旨味の凝縮感、長々と後を引くアフターテイストがすごいので、一気にパクパク食べるものではなく、常温に戻した(はい、ここ大事!冷蔵庫に入れることはあまりお勧めできず冷たい状態ではその旨味、とろける融点、香りが感じづらい)一切れをちょびっと摘んでは赤ワイン、ちょびっと口に運んでは赤ワイン、うっま!
こりゃ何杯でも赤ワインが進みそうな危険な美味しさのベジョータなのです。
まだしばらく楽しめると思うと、思わずムフフな笑みがこぼれる。
そして美味しいベジョータを気前よく分けてくれたフリードリヒさんを想う…♡
K「2ヶ月のホテル滞在も折り返しの頃だね、元気かな〜?」
夫「会いに行く?もう1回スキーやる?」
K「行かないよっ!」
思わず声を荒げてしまった…。
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