
サンジェルマン・アン・レー☆Pavillon Henri IV
ホテル“Domaine de la Corniche”(ドメーヌ・ドゥ・ラ・コーニッシュ)で迎えた朝。
窓を開けるとセーヌ川に広がる朝靄がとても幻想的でした。
すぐにその霧ははれ、太陽が反射する川面がキラキアラと眩しかった朝☆
さて、いつものように朝ラン?!
いえいえ、ジョギングシューズは忘れたので(確信犯)朝散歩♬
ホテルの敷地内はもちろんですが、周辺の家々もお庭まで綺麗に手入れしている御宅が多くてステキ!
K「今はまだ庭仕事に興味が持てないけれど、いつか家庭菜園や花壇が趣味になるかも?」
夫「まあそんな日は来ないと思う…」
綺麗に管理されている家がある一方で荒れた空き家?もちらほら。
日本でも空き家問題は深刻だと聞くけれど、フランスの田舎でも同じ問題があるのかも…。
誰も入れない、近づけないようなイバラで閉ざされた家を前に、
夫「この家、かつては立派なお屋敷だったみたいだな。もしかして現代のスリーピング・ビューティーがいるかもよ?!」
K「へ? 柄にもなくロマンティックな妄想だね。スリーピング・ハンサムがいるならチューしに行ってきますっ♡」
夫「目覚めねーよ」
そんなどうでもいい話をしながらの朝食前の気持ちいい朝散歩をエンジョイしました。
朝食はテラス席でいただくことに。
つくづくフランスの朝食、ホテルの朝食は好きだな〜♡
フルーツ、乳製品も豊富。
ブリオッシュ、パウンドケーキ、マフィン等々。
普段の朝はバタバタしているので、こうして景色を楽しみながらいただけるだけでも非日常な朝で、心身共にリフレッシュ☆
気球も浮かんでいたのどかな小さな村ロルボワーズ。
私達が宿泊したホテル以外には大して観光やショッピングをする所も無し?!
それじゃ退屈、飽きるという人にはここでの滞在は向かないだろうけど、何もないことを愉しめる、何もしないのがバカンスだと感じられることがフランス的バカンス、豊かさの1つでもあるのだろうな。
さてロルボワーズ村を後にし、パリに戻る前にぶらりと立ち寄ったのがSaint Germain en Laye(サンジェルマン・アン・レー)。
このブログでは去年あたりから度々登場している、パリ近郊の好きな街の1つ。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-762.html )
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/pascal-le-gac-chocolatier.html )
ここ数年はお城には入っていないので、また機会をみて入ってみようとは思ってますが、今回はスルー。
そして以前から一度訪れてみたいと思っていたホテルPavillon Henri IV (パビリオン・アンリ・キャトル)でティーテイム。
(関連記事・画像無し→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/51990637.html )
ゆりかごマークが象徴している、ルイ14世が生まれた部屋が今も残る老舗ホテル。
そういえばすっかり忘れていたけれど、十数年前にこのホテルの予約を試みたことがありました。
その動機は、パリ暮らしスタート当初に暮らしたアパルトマンが家賃は高いのにどうにも悲しくなるような物件。
紹介してくれた不動産仲介業者曰く、中庭もあって素敵(中庭とは呼べない)、メゾネットタイプ(寝室が地下室で暗くてジメジメ)、テレビはすぐ壊れる、若い人が多いのか週末はフェット(ホームパーティーで深夜までうるさい)、お風呂は体育座りサイズ等々で一気に当時流行った「パリ症候群」(美しく楽しいパリのイメージと現実のギャップによる適応障害)になりそう…、
と思った際に気分転換にこのホテルの予約を試みるも満室。
これが現実、と受け止めてそれでも頑張ろうと思ったのでした…。
夫「そもそもすぐホテルに逃げようとするいい加減ケーコさんだからパリ症候群にはならなかったと思うけど」
K「・・・。」
そのホテルに初めて入る。
と言っても宿泊じゃなくてティータイムだけれど…。
テラスからはパリの街を一望。
ほっこり温かいカフェクレームが美味しく、このホテルに逃げ込もうとしてから随分と時間が経ったこともしみじみ感じました。
あのままこのホテルに泊まれていたら気分転換以上にパリに戻ることが嫌になって、早々に日本に逃げ帰っていたんじゃないか、とも思う。
だとしたら、パリのことを何を知らずに終わっていたし、その後の素晴らしい出会いの色々もなかったはず。
今もまだまだパリは知らないことだらけだけれど、末長く付き合っていけたら思う街。
そしていつの日かこのホテルに泊まることもあるかもしれない。
なんて思いながらPavillon Henri IV を後に。
サイクリングしたくなるような広大なお庭を散歩したらランチタイム。
「お昼どうする?」
「今はまだお腹空かない感じ…」
「ラーメン餃子の気分」
「それイイ!」
という訳で遅めのランチをパリに戻ってからお気に入りの中華で食べて締めた初夏のドライブ旅行でした☆
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