ポーラ美術館☆コレクション展
(昨日のブログからの続きです)
企画展「モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン」(MODERN TIMES in Paris 1925: Art and Design in the Machine-age)を鑑賞した後、3つのコレクション展へ。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/modern-times-in-paris-1925.html )
コレクション展その①「新収蔵:ゲルハルト・リヒター《ストリップ(926-3)》」。
Gerhard Richter(ゲルハルト・リヒター)は、1932年にドイツ・ドレスデン生まれの現代アーティスト。
《ストリップ(926-3)》は、2011年から始められたシリーズに含まれるもの。
ある一枚の《抽象絵画》をスキャンしたデジタル画像を細分化し、再統合した結果として浮かび上がらせた数えきれないほどの細片が折り重なるストライプのアート。
その制作過程がわかりやすく紹介されていました。
コレクション展その②「杉山寧」展。
杉山寧(すぎやまやすし)は明治42年に生まれ、大正・昭和・平成と活躍した日本画家。
同時代に活躍した日本画家、東山魁夷・髙山辰雄とともに「日展三山」と並び称され、戦後を代表する日本画家の一人。
<水>
ポーラ美術館では、総数43点の杉山作品を収蔵しているそうですが、本展示では、コレクションの中から重厚な質感と明確なコントラストによってモティーフを際立たせた幻想的な雰囲気を湛えた日本画や、可憐な花と瑞々しい果物をモティーフとしたパステル画を紹介。
<薫>
コレクション展その③「ポーラ美術館コレクション選」として「西洋絵画 印象派から20世紀前半のフランス絵画」を紹介。
お馴染みの印象派であるモネ、セザンヌ、ゴッホをはじめ、マティスやピカソなどの作品が並び、最後にホッと落ち着いた気持ちで鑑賞。
クロード・モネの代表作の一つ「睡蓮の池」。
フランス・ジヴェルニーにある「Fondation Claude Monet」(モネの邸宅と庭園)の爽やかな空気を思い出しながらじっくり鑑賞。
ジヴェルニーは春夏秋と度々訪れている大好きスポットですが、個人的には今から初夏が一番♡
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/ancien-hotel-baudy.html )
友人や親戚たちと訪れては、清々しい木陰のテラスでいただく食事も美味しくて!
と花より団子な記憶蘇る、勝る?!
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/givernyancien-hotel-baudy.html)
これまたモネの人気連作「ルーアン大聖堂」。
約1年前に訪れたルーアンの町は記憶に新しい。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/rouen.html )
Berthe Morisot(ベルト・モリゾ)の「ベランダにて」の愛らしい少女の明るい1枚に春を感じて...。
というわけで、ユニークな企画展、充実の3つのコレクション展を満喫した春の『ポーラ美術館』でした。
いずれも会期は5月19日(日)までということで、ゴールデンウィーク@箱根にはオススメです(^_-)
*****K子のつぶやき*****
「一昨日雪がドーンと降りました」
と、オーストリアの定宿ホテルから届いた1枚。
4月半ばにこんなに降るなんてびっくり!
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