イチジクの春巻きにスパイス少々をしのばせて。

大好きなイチジク。イチジクを使うとただそれだけで、ちょっと存在感のあるおつまみになります。甘さ、香り、テクスチャーはその料理をワインへと誘うものに変貌させてくれる不思議な力があるよう。

知人から青イチジクをいただき、うれしくてそわそわ。何にしようか考えるのも楽しい時間。あれこれ考えて、シンプルな春巻きにすることにしました。

イチジクが1個あれば春巻きが2つできます。生ハムの上に乗せて、くるりと巻くだけ。黒コショウを粗く挽いたものとカルダモンをぱらり。もうそれだけで十分ですが、濃厚なバルサミコヴィネガーをちょっとつけてみてもいいですね。

揚げたての春巻きはイチジクがとろりとして熱々。やけどしないようにしつつ、ワインを一緒に。ワインはガメイがよく合いそう。ジュラのプールサールもよさそうです。今日は冷蔵庫に冷えていたロゼワインをセレクト。晩秋まで旬の季節は続きます。イチジクとワインの愉しさにまだまだ浸っていたいものです。

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★イチジクの春巻き★

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【材料】(2人分)イチジク 1個
生ハム 2枚
春巻きの皮(小さめサイズ) 2枚
黒こしょう、カルダモン(パウダー) 少々
揚げ油 適量

【作り方】
⒈   イチジクはヘタの部分を切り、4等分にする。

⒉   春巻きの皮の上に生ハム、1のイチジクを2切れのせ、黒こしょうを挽き、カルダモンをふる。

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春巻きの皮はつるつるとした面を下にして巻く。

⒊   手前から巻き、巻き終わりに薄力粉少々(分量外)を同量の水で溶いたものをのりにして、とめる。
⒋   小さめのフライパンに油を1センチ程度入れ、3を入れて中火にかける。時々返しながらこんがりするまで揚げる。低温から揚げることで皮がパリッと揚がる。

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青イチジク。皮が薄く甘さがひときわ。もちろん、手に入りやすい普通のイチジクで作れる。

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おじさんという名のニュージーランドのロゼワイン。ユニークな名前は作り手2人がおじさんになったことから名付けられた。

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フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

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