in HONG KONGCHINA
- EAT・EUROPEAN
スウェーデンの2ツ星店が香港で提案する、新感覚食体験。
2019.04.11
Frantzén’s Kitchenフランゼーンズ・キッチン
驚きに満ちた料理の見た目と、口に含むと広がる繊細な味わい。思いもしない視覚と味覚の合致を楽しめる、香港のモダン北欧レストラン「フランゼーンズ・キッチン」。
メニューはアラカルトのみ。「Swedish Sushi」75香港ドル。サクサクと軽い乾燥した白い苔の上には、しっとりした生の鹿肉と鶏のレバー。レバーのコクが奥行きを出す。
小さな店と住宅が並ぶ上環を、海外初出店の場所に選んだビョルン・フランゼーンとスーシェフのジム・ロフダール。乾燥苔にセップ茸マヨネーズや鹿肉をのせた「スウェーデン寿司」など、繊細な組み合わせの妙で驚きの食体験を提供。それを叶える食材も、流通の便を最大限利用。ひと皿にひとつは盛り込むという24時間以内に取れた故郷スウェーデンの食材と各国から届く食材の出合いを、港町香港で堪能したい。
「French Toast」120香港ドル。バルサミコ酢を染み込ませたパンに、熟成したチーズのクリームとトリュフをオン。酸味とクリーミーさがマッチ。トリュフの出汁とともに。
連日ほぼ満席なので、早めの予約がおすすめ。フランス人ソムリエによるワインのセレクトも楽しい。
「この街の雰囲気がストックホルムと似ていて、出店することに決めたんだ」とジム。内装は、本店と同じデザイナーが手がけた。
INFORMATION
Frantzén’s Kitchenフランゼーンズ・キッチン
香港上環差館上街 11號
11 Upper Station Street, Sheung Wan
2559・8508
上環
17時30分〜22時30分L.O. 休)日、月 予約したほうがいい
AMEX、MASTER、VISA
photos : AMANDA KHO, coordination : MIYAKO KAI
※掲載情報はFIGARO 2018年2月号より抜粋
この店舗について情報を編集部に送るRELATED SHOP