in PARISFRANCE

  • EAT・FRENCH

ルーヴル美術館。見ても見なくても、食事はブノワで。

Bistro Benoitビストロ・ブノワ<1区>

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トリコロールのショップカード。これもパリの思い出になる! photo:Julien Mouffron-Gardner

創業1912年で、パリの老舗ビストロとして名高いブノワ。オテル・ドゥ・ヴィルの近くにある本店は歴史を感じさせ、格式と伝統が魅力だが、ルーヴル美術館の中に、カジュアルな「ビストロ・ブノワ」が昨春オープンしたことはあまり知られていないようだ。ルーヴル美術館の中といっても、レストランまではチケットなしで到達できる。つまり美術館見学をしなくても、ビストロ・ブノワに行けるのだ。

ここは朝食もとれ、また食事ができる時間帯が11時30分から17時までと広いのが魅力である。メニュー構成は、前菜、メイン、デザート。面白いのは、それに加えて“分類不可能”といって、クロックムッシュ、ビッグサラダ、ビーフのタルタルなども。サービスは感じがよく、料理もタイミングよく運ばれてくる。フランスの伝統的な料理が、いまの時代にふさわしくアレンジされたビストロ料理。気軽に味わえる空間とはいえ、素材のクオリティの高さはブノワ本店と変わらない。

木の床、鉛のバーカウンター、古いポスターや写真を飾った壁……パリの昔ながらのビストロの要素をとりこんだインテリアだ。赤とブルーと白のロゴは、いかにもフランス !  ルーヴル美術館の中、しかも環境だと、エスカルゴや長ネギのマリネといった前菜から食事をスタートし、思いっきりフランスを満喫してみたくなる。

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ビストロ・ブノワへは、この逆さビラミッドの後方に見える入り口から入る。バッグのコントールはあるが、美術館のチケットを持っていなくても入れる。入ったら“restaurant”という表示を目指し、通路を直進。

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ビストロの冬の定番、長ネギのマリネ。9ユーロ。photo:Julien Mouffron-Gardner

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ハム、エメンタールチーズ、インゲン、シャンピニオン・ドゥ・パリ……何もかもが新鮮なサラダ・パリジェンヌ。12ユーロ。photo:Julien Mouffron-Gardner
スズキに添えられたのは、バターが効いたルタバガ、トピナンブール(キクイモ)といった冬の野菜だ。22ユーロ。

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チョコレートとクリームのデザート。添えられたチュイルに至るまで美味! 9ユーロ。なお、31.5ユーロのセットは、前菜+メイン+グラスワインまたはハイネケン・ビールまたはミネラルウォーター、もしくはメイン+デサート+グラスワインまたはハイネケン・ビールまたはミネラルウォーター。キッズメニューは13ユーロ。

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ひとりでも食事がとりやすい席もある。photo:Julien Mouffron-Gardner

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エントランスに設けられた席。パリのビストロそのものだ。
赤白格子、デュラレックスのグラスの組み合わせを真似して、自宅でパリのビストロを再現。

INFORMATION

Bistro Benoitビストロ・ブノワ<1区>

Musée du Louvre 75001

01・40・20・53・20

PALAIS ROYAL MUSEE DU LOUVRE

9時〜11時30分(朝食)、11時30分〜17時(ランチ) 休)火

www.louvre.fr/bistrot-benoit

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CREDIT

réalisation:MARIKO OMURA

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