update:2024/05/24
ボーパッサージュには3つの入口がある。コヤはバック通りの83〜85番地から入ると、この壁のすぐ脇に見つけられる。
昨年、7区にオープンしたグルメなBeaupassage(ボーパッサージュ)。ラスパイユ大通り、グルネル通り、バック通りの3つの入口からアクセスできる広い敷地には、ティエリー・マルクス、ヤニック・アレノ、アンヌ・ソフィー・ピックといった食欲をそそる名前が並んでいる。グランドオープン以来、行方が注目されていたのはかつて教会だった700平米のスペースを擁する建物。この素晴らしい場所にはいったい何ができるのだろうか......と。今年9月、そこにオープンしたのはペルシャ料理のCoya(コヤ)だった。ロンドン、ドバイなどすでに5都市で好評を博しているレストランなので、この名前に聞き覚えあり、という人もいることだろう。
パリではあまりなじみのないペルー料理。最近パリでは仲間たちと料理をシェアするのが流行っているが、セヴィーチェ、タコスといったメニューはそのトレンドにぴったり。それゆえかオープン直後のファッションウィーク中は、 予約のとれないレストランだった。ペルー料理にはその国の歴史ゆえにアジアンテイストがミックスされている。これもまた人気を呼ぶポイントだ。
インカ帝国、南米にインスパイアされた異国情緒たっぷりの内装も魅力的。レストランとは別に入口があり、バーだけの利用も可能ということで賑わっている。ここは、パリでいちばんおいしいピスコサワーが味わえるという噂も......。
ラテンミュージックが店内を満たすコヤ。
洗練されたペルー料理を仲間とシェアして楽しめる。
ペルー料理を代表するセヴィーチェ。1階にはセヴィーチェ・バーカウンターが設けられている。
アジア料理にインスパイアされたペルー料理。
2階席まで届く高い窓に、かつての教会の姿が偲ばれる。
コージーなバースペースだが、夜もふけると......。
ピスコサワーはペルーのリマで1920年代に生まれたカクテル。コヤでパリいちばんのピスコサワーをどうぞ!
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INFORMATION
Coyaコヤ<7区>
83-85 rue du Bac, 75007
01・43・22・00・65
12時〜14時15分、19時〜23時15分(バーは火、水~24時30分、木、金、土~翌1時30分) 休)日、月
réalisation:MARIKO OMURA
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