年に少なくとも1度は海外で休暇を過ごすことでリセット&リフレッシュをしていた編集SKですが、今年はそれができなくてストレスがたまるいっぽう。日本で海外に行ったような気持ちになれるところって?……それ、大手町にありました。最新号、フィガロジャポン2月号「旅する気分で、東京のホテル。」でどーんと特集しています。
地下鉄の駅からオフィスフロアを抜けて到着する39階は、天井が高く、とにかく広く、アップテンポな音楽が流れていて、海外のホテルに到着した時の高揚感がよみがえります。
なんといってもアガるのが、プール!
フォーシーズンズホテル京都のプールにもちょっと似てる。
アルミニウム打ちっぱなしのキラキラのプールは、初めて見る感動と、実際泳ぐと水の中から音楽が聞こえてくる楽しさ。プールサイドにはふかふかのソファ。ここで本読んでうとうと、ビーチに行けなくてもヴァカンス気分になれる幸せ……。
このスパ&フィットネスゾーンは、アプローチからして普通じゃなくて、わくわくするんです。
作家ものの陶磁器など、センスのいいライフスタイルアイテムが並ぶ。スパ受付は奥左。
フィガロジャポン12月号「ジャパンビューティ、再発見!」で紹介した、ネモハモもセレクトされていました。
フィットネススタジオは驚くほど広く、景色の良さは圧巻。普段、ホテルでジムを利用しない私でも、ちょっとマシン使おうかなと思うほど。温浴施設には日本的な大きなお風呂があり、スカイツリーが眺められます。
さっそくのスパでは、屋久杉の精油をブレンドした米ヌカオイルを使い、屋久杉の粉末でスクラブも行うYakusugiフォレストリニューアルがシグネチャー(120分¥46,200)。
トリートメントルームは5部屋で、ひとつがカップルルーム。
Yakusugiマッサージ(60分¥31,900~)のメニューでも同じオイルを使うので、今回はこちらを体験。屋久島の雨を思わせる細かくつまむような手技で、凝りやすい首肩を重点的にほぐされます。香りと同じくとても繊細なタッチ。いっぽうで印象的だったのは、あばらの脇や肩甲骨のつまりを“はがす”みたいな強めの圧。このおかげで呼吸が一気にしやすくなりました。森の香りを吸い込んで、かなりのリフレッシュ。
ボディにはイギリスのネオムのアロマを使うメニューもあり、この時はフェイシャルを行っていなかったけれど、LEDや超音波マシンを使うメニューもあるようで、和の要素だけではない幅広さに興味津々。
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スパとは対照的に、客室のアメニティはなんとフレデリック・マル。
オードゥ・マグノリアは花の香りと思いきや、フレッシュなシトラスなのでユニセックスに使えるのでした。
まあるいバスタブはフォーシーズンズ丸の内 東京とつながりを感じる。
目の前に皇居、その先には東京タワーも見える眺めの客室にお泊まり。パレスホテルと同じく「気」がいい。
買って帰りたかった、裏がワッフル地のジャージー素材パジャマ。超快適。
さて。夕暮れのラウンジでは外国人奏者による生演奏が始まって、“日本じゃない感”が高まります。ここではシャンパンのフリーフローもやっているそうで。
ライブラリーを抜けた先のバーには、シグネチャーカクテルのメニューが本になるくらいあって、ここでアペロを楽しんだら、ディナーへ。
ホテルのあちこちに和のテイストがふんだんにありつつ、海外のような空気も流れていて。チェックアウトした後もヴァカンスから帰ってきた時のふわふわとした気持ちでいられました。海外が恋しくなったら、また行こう、それもまたすぐに、と思うのでした。
最新号は、そんな旅する気分になれる東京のホテルを特集。スパは“ウェルネス”をテーマに10軒紹介しています。ぜひご覧下さい。
東京都千代田区大手町1-2-1
tel : 03-6810-0600
www.fourseasons.com/jp/otemachi
ザ スパ
tel : 03-6810-0660(直通)
営)10時~22時
※料金には15%のサービス料が別途加算されます。
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