パリ街歩き、おいしい寄り道。

カレットのクープ2020と、エッフェル塔。

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そういえば、この夏はカレットにクープを食べに行っていない!
と気付いて(3月に食べに行ったのが最後!)、
本格的な寒さがやって来る前に行くことにした。
ガリエラ美術館で始まったシャネル展にも足を伸ばそうと思って、チケットを予約しようとしたら、何と空きがあるのは最短で11月の初め。
ほかの美術館に行こうか迷ったけれど、なんとなくいまは、あまりインプットしたくない気分で、ただ、クープだけを食べに出かけることにした。

近所の友人と待ち合わせて、
私がクープを食べると言ったら、
え?! じゃあ俺も!
とふたりでクープを頼むことになった。
いつもならイチゴやフランボワーズが可愛らしいクープ・トロカデロにするけれど、イチゴの季節も終わりの終わりだし、気分を変えたくて、お初で、ラムレーズンのアイスにパイナップルが盛られたクープ・カライブにした。
もう10年以上通っているのにカレットでクープは食べたことがなかった、という友人は、クープ・トロカデロを選んだ。
(毎年食べてます。201720182019

パフェ(クープ)ってなんで気分が上がるんでしょうねぇ。
ラムレーズンのアイス、おいしかったなぁ。


日が傾いてきて、そろそろ帰ろうか、と店を出たら、
とても綺麗な空だった。
いまフランスの学校は秋休み中で、トロカデロの広場にはたくさん人がいた。
カモメが何羽も気持ちよさそうに羽ばたいていた(動画はインスタグラムにアップしました)。
しばらく、ぼーっと過ごしてから、パッシーにあるAux Merveilleux de Fredにパン・オ・レを買いに向かった。
残念ながらすでに売り切れ。
タマゴサンドを作りたかったのだ。
それにはここのパン・オ・レが好きなのです。
また今度。

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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
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