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シンガポール応援隊ブログ その1

マーさんと呼びたい! 愛しのマーライオン。

こんにちは、編集KIMです。
1月にシンガポール出張して、すっかりシンガポール好きになりました。今回は、「え? そんな世界遺産的なコト、フィガロが注目するの?」と言われてしまいそうですが、でも、たまらない魅力を覚えたので、マーライオンについて書きたいと思います。取材中に愛をこめて「マーさん」と呼び始めました。

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朝9時過ぎくらいに眺めたマーライオンの佇む水際の風景。対岸に見えるのは、いまやシンガポールの富の象徴的存在であるマリーナ・ベイ・サンズ。マーさんの背中に哀愁を感じます。朝だけど。

もちろん私も、「マーライオンって世界3大がっかり観光スポットでしょ?」と考えるタイプのひとりでした。でも、実際に近くに行ってみると、
・そこまで小さくはない
・眺める角度によって表情が違う
・けっこう多くの人がマーさんとの写真を撮りたがって日がな一日賑わっている
と体感。

マーライオン(Merlion)。マーはいわゆるイタリア語のmareやフランス語のmerから来ている「海」の意味です。そしてライオン。人魚(mermaid)ならぬ獅子魚です。目の前でマーさんを見るまで、そんなことは考えもしなかったのですが、その名の由来を考えると、シンプルな命名ながらもなんかロマンティックだわ、と感じてしまいました。
13世紀にインドネシアの王子さまが、シンガポールの地でライオンと出合ったことも由来のひとつとされていますが、実際にはシンガポールエリアにはライオンは生息しておらず、もしかして虎???などとも思ったりするのですが……そうすると、場合によってはマータイガーだったのか? シンガポールの動物園ではホワイトタイガーが人気だけど、それと関わりがあるの?などと、ティップを知れば知るほど気になる存在でもあります。

「真正面から見ると、ちょっと笑っちゃう顔なんですよ」と言われて前から見ると、なるほど~、愛嬌ある!

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抜けた顔してると思いませんか?

マーさんは、シンガポールの経済の中心を背景に立っています。そういう意味でもマーさんは、シンガポールの富を支える象徴なのだ、という考え方もここではあるそう。

ちなみに、マーさんが立っているこの場所は、自然の川でも海でもなく貯水池です。この貯水池からカラン川に抜ける場所には、カワウソの家族が暮らしているそう。余談ですが、動物園でもカワウソの動きがさまざまな角度から見られるエリアがあっておもしろいです。

世界3大がっかりと呼ばれてしまって、シンガポールは国としてマーライオンに力を入れるべく、水際の反対側から現在立っている場所に移動したそう。この移動によって、ツーリストからもよく見えるようになり、「手乗りマーさん」などのインスタ映えを狙って、こんなに人が集まる場所になったそうです。

ちなみにマーさんにはお子さんがいます。マーさんの背中側にこっそりいるのです。ご利益願って、お賽銭投げちゃう人も多いみたい……

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子マーです。ちなみに誤解を招きそうですが、(フランス語でも海は女性名詞だし)、マーライオンはオスです! たてがみも立派だし。

街を歩くと、キャラクター化されたマーさんもたくさん発見。でも顔がライオンではなく、愛らしいプーさんのようでした。でも、ちゃんと猫科の顔をしたシンガポール政府観光局キャラクター「マーリー」というキュートなキャラもここに!

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いろんな仕草のマーリーがいます!

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では、夜のマーさんでさようなら~。

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