Editor's Blog

シンガポール応援隊ブログ その3

誌面で紹介しきれなかったシンガポールのおいしいグルメ。

まだまだシンガポールについて書きたい編集KIMです。
今回は、誌面では紹介できなかった、でも舌が大満足のレストランについて触れたいと思います。

シンガポールにはマレー系民族の味が色濃く残っています。ニョニャ料理もそのひとつで、中国系移民の男性と、現地の女性が結婚し、ミックスカルチャーの中でできた料理です。ラクサなども代表格。プラナカン料理の店などでは、このニョニャ料理がサーブされることも多いです。今回、「トゥルー・ブルー・キュイジーヌ」というレストランを訪れました。
プラナカンの建物は、色鮮やかでロマンティックで、女子ごころをくすぐります。「トゥルー・ブルー」はプラナカン博物館に隣接する有名なレストラン。インテリアも美しく夢見心地です。

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外観からして色鮮やか。

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こんな小さな置き物まで可愛いのがプラナカン文化です!

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提灯などの照明器具や高窓など、デコラティブな演出が素敵。

ここを訪れているゲストたちはとてもエグゼクティブな雰囲気でした。プラナカン料理は独特のスパイスが使われたり、食材の組み合わせがおもしろくて、帰国してから「ポメロとエビのサラダ」をまねて、柑橘と茹でたエビのサラダをホームパーティで作ってみました。好評でしたよ! 木の実が味付けのアクセントになるのです。

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「Lemo Bali」18Sドル。ポメロとはザボンのことです。酸っぱくて爽やかで、口直しにもぴったり。香ばしいナッツがアクセントでエビの風味とよく合います。

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「Kachang Panjang Cha Titek」15Sドル。インゲンをクリーミーなキャンドルナッツソースで味付けしたもの。少々エビの風味を利かせてピリ辛に仕上げています。

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「Ayam Buah Keluak」24Sドル。ブアクルアと呼ばれるマレー半島やインドネシアの野生林にある木から取れる木の実、ブラックナッツをベースにしたソースは、プラナカン料理の代表的な味。これは鶏肉をココナツミルクも足して煮込んでいます。スモーキーな深い味わいのソースです。

True Blue Cuisine/トゥルー・ブルー・キュイジーヌ
47/49 Armenian Street 179937
tel:65・6440・0449 
MRT : BRAS BASAH、CITY HALL
要予約
truebluecuisine.com

次に紹介したいのは、カレーの名店「ザ・バナナ・リーフ・アポロ」。こちらは南も北も含めてインド料理全般を提供しています。誌面では、南インド料理店と、北インド料理店を1軒ずつ掲載しましたが、こちらは両方網羅。大きな箱で、わいわいがやがや混雑していて、活気があります。最高においしかったのはタンドーリチキン! カメラマンも一口食べて「おいしい!」と目を輝かせました。やわらかさ、スパイスの加減も最適で、本当に忘れられない味になりました。

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「Tandoori Chicken」13Sドル。こんなにジューシーでふっくらしたタンドーリチキンは食べたことないかも。

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「Aloo Gobi」10Sドル。カリフラワーとポテトがメインでソース部分が少な目のアル・ゴビ。東京でもインドカレー店では好きなメニューだったので、ここでもトライ。お肉がないのですっきり食べられますよ。ライスとも好相性。

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「Pomelo Salad」 9Sドル。トゥルー・ブルーで食べたポメロサラダが忘れられず、この店でも食べました。こちらではインドのスパイスを使っています。どっちが好みかといえば、トゥルー・ブルーのプラナカン風でしたが、カレーって脂分を多く摂取するメニューでもあるので、これは気分を変えるのにもいいメニューです。

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グリーンのユニフォームを着たスタッフたち。スタッフの数も多いのです。

The Banana Leaf Apolo/ザ・バナナ・リーフ・アポロ
54 Race Course Road 218564
tel:65・6293・8682/65・6293・5054
MRT : LITTLE INDIA
予約したほうがいい
thebananaleafapolo.com

シンガポール中心部から帰国のために空港に向かう夜。女性誌らしく、シンガポールのおしゃれカフェレストランで最後の食事をしました。「ピーエス・カフェ」というマリーナを眺めながら食事ができる、若い女性客が多く集うような場所です。シンガポールに何店舗もありますが、もともとはプロジェクトショップというファッションブランドが手掛けたフード形態。そのせいか、出店しているどの支店も、女性にとって居心地のよいおしゃれ感が魅力です。

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テラス席からは、目の前にマリーナ・ベイが望めます。ヨーロピアンなムードも魅力。

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「Spiced Butternut Pumpkin Soup」14Sドル。 コリアンダー、ライム、ショウガをいれた、でもすっきりと飲めるカボチャのスープ。奥にある「PS. Caesar Salad」23Sドルはポーチドエッグやスモークベーコン入りでかなりボリュームありますが、ここに別料金プラスでチキンを足すことも可能。

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「PS. Steak Sandwich」29Sドルは、サーロインステーキを挟んだ逸品。付け合わせのポテトも美味でした。

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夜も賑わうこのカフェのテラスから対岸に見えるのは蓮の花をモチーフとしたアートサイエンス・ミュージアム。

PS. Cafe/ピーエス・カフェ
1 Fullerton Road, #02-03B/04 One Fullerton 049213
tel:65・8812・3198
MRT : RUFFLES PLACE
予約したほうがいい
pscafe.com

※1シンガポール(S)ドル=約81円(2019年2月現在)

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