
【湿度による身体の不調に】鶏とレタスのエスニック冷麺
相変わらずボストンで引きこもっている毎日ですが、このところの日本の災害のニュースに心を痛めています。被害のなかったところでも、雨のエリアは広範囲で長く続いていますよね。長雨で気分も沈みがちになりますし、湿度の影響でさまざまな影響が出てきます。
だるさ、むくみ、消化不良や食欲不振などの胃腸の不調、しっしん、頭痛、関節の痛み……こういった症状は湿度によるものです。またお刺身などの生ものや冷たいものを食べすぎることによっても身体の中に湿を作って溜めてしまう原因になるので、この時期は要注意です。
そこで今回は湿度対策の冷麺をご紹介します。
レシピでは「冷やす」という手順がありますが、和え麺として温かい状態で召し上がっていただいてもおいしいので、気温が高くない日は温かい状態で仕上げてみてください。
湿度排出食材のレタスに、湿度で滞りがちな気を巡らせるカレー粉やパクチー、ミント、ライムを合わせました。
そして五臓六腑で一番湿度が苦手なのが胃腸。胃腸を温めてケアしてくれるのが鶏肉です。レシピではモモ肉を使いましたが、お好みで胸肉でも。
レタスは身体を冷やすイメージがあると思いますが、さっと火入れすることによって冷やす作用も緩和されますし、たくさん食べられます。
湿度排出食材にはレタスの他にモヤシ、冬瓜、キュウリ、アスパラ、セロリなど、身体を冷やす食材が多いです。このレシピのように火を通すことによって緩和できますので工夫してみてくださいね。ちなみに冷やさない湿度排出食材はサヤインゲンやスナップエンドウなどの豆類やトウモロコシです。
コロナで外出もままなりませんが、早く梅雨明けしてほしいですよね。
このレシピは夏本番にもぴったりなので、暑い日にはぜひ冷やして作ってみてください。
茹で鶏とさっと煮レタスのエスニック冷麺
【材料】(2人分)
鶏モモ肉 小1枚
A
水 3カップ
酒 大さじ2
塩 1つまみ
レタス 大3枚
中華麺(生) 2玉
B
白ねりゴマ 大さじ3
ニンニク すりおろし少々
塩 2~3つまみ
カレー粉 小さじ1/2
しょうゆ 小さじ2
米酢 大さじ2
鶏肉の茹で汁 大さじ3
パクチー 適宜
ミント 適宜
ライム 適宜
【作り方】
- 厚手の鍋にAを入れて沸かし、鶏肉を加え、再度沸いたらふたをして火からおろして余熱で鶏肉に火を通す。麺を茹でる湯を沸かす。レタスは一口大に手でちぎり、冷水に浸してパリッとさせる。Bをよく混ぜ合わせて冷やす。
- 中華麺を茹でる。引き上げる直前にレタスを加えてざっと混ぜてから湯を捨て、流水で洗って氷水でしめ、水分をきる。
- 器に麺を盛り、食べやすい大きさにカットした鶏肉、レタスをのせ、パクチーとペパーミントを添え、Bのタレをかける。ライムスライスを添える。
- タレは時間が経つとしまってくるので、その場合は茹で汁を足す。
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