俳優・上原剣心が語る、相葉雅紀の魅力とは?
Culture 2022.09.28
相葉さんが優しく、「こうだよ」と教えてくれました
誰と共演するかもわからないまま、この映画のオーディションを受けました。合格した後、登場人物の相関図を見せてもらった時に、事前に知らされていた「父親役であるジャニーズの先輩」として共演する相手が相葉さんだと知って、とてもびっくりしました。僕は本格的に演技をするのが初めてで、中田監督に、あ行、い行など意識しながらセリフを言うように指導を受けました。食事のシーンで、嫌いな食べ物が出ても食べなきゃいけないのも大変でした。撮影が始まる時、監督が「よーい!」と言ったら、前回の場面が終わったところと同じポーズをしなきゃいけないことも忘れていて、普通に立っていると、相葉さんが優しく「こうだよ」と教えてくれました。
いつもニコニコされていますが、撮影で父親としての悲しい顔をされている場面が印象深いです。あるシーンで、相葉さんと一緒に滑り降りた撮影も心に残っています。落ちないように紐で引っ張ってもらいましたが、首がぐにゃっとなって折れるかとヒヤッとしました。次に相葉さんと共演する機会があれば、先生と生徒の関係をやってみたいです。そして僕が大人になった時には、ライバルの役を演じてみたいです。
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『“それ”がいる森』
田舎町でひとり、農業に励む淳一。ある日、元妻と東京で暮らしているはずの息子がひとりで訪ねてくる。しばらく一緒に暮らすことになるが、その頃、近くの森では不可解な怪奇現象が立て続けに発生。住民の不審死や失踪事件も相次いでいた。“それ”と呼ばれる得体の知れない何かがもたらす恐怖を描いたホラーエンターテインメント。
●監督/中田秀夫
●出演/相葉雅紀、松本穂香、上原剣心、江口のりこほか
● 2022年、日本映画
● 107分
●配給/松竹
●9月30日より、全国にて公開
https://movies.shochiku.co.jp/soregairumori/
©2022「“それ”がいる森」製作委員会
9月20日発売のフィガロジャポン11月号では、相葉雅紀のファッションレポート6ページとともに、本インタビューを掲載しています。
*「フィガロジャポン」2022年11月号より抜粋
text: Yuka Kimbara