2023年 第76回カンヌ国際映画祭 【毎日更新】豪華絢爛なドレスが大集合!カンヌの大階段7日目。
Culture 2023.05.23
カンヌ国際映画祭7日目。5月22日(月)に行われた映画『クラブ ゼロ(原題)』の上映会には、やや不釣り合いな服装のゲストが参加した。
アシュリー・グラハム。(カンヌ、2023年5月22日) photography: Getty Images
映画好きがカンヌに集まってから、すでに1週間が経った。5月22日(月)の夜、ラッキーな人々は『リトル・ジョー』のジェシカ・ハウスナー監督による不穏なスリラー映画作品『クラブ ゼロ』を鑑賞できる機会を得た。
一風変わった栄養学の授業を担当する教師、ミス・ノヴァク(ミア・ワシコウスカ)の物語だ。彼女は、謎めいた “クラブ・ゼロ”に参加する生徒たちを瞬く間に掌握していく。この上映会には多くのフランスの著名人だけでなく、派手な衣装を身にまとったゲストも出席した。
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キルトと巨大な帽子
カメラマンたちは、巨大な帽子をかぶったモデルのシンディ・ブルーナ、ディスコボールの衣装を着たインフルエンサーのアンドレア・クリスティア、緑のインコのようなドレスにおそろいの帽子をかぶったインドの女優ウルヴァシ・ラウテラなどを撮影した。さらに、俳優のサミュエル・D・アンダーソンはキルトを身にまとい、ランプシェード風の帽子をかぶった女性、血の涙を流す俳優のルーク・バーカーなども登場した。彼らは『クラブ ゼロ』のキャストで、主演のミア・ワシコウスカとエルザ・ジルベルスタイン、そして監督のジェシカ・ハウスナーとともにカンヌ国際映画祭の階段を上がった。
多くのフランスの映画界の著名人たちもまた、カメラマンの前でレッドカーペットを歩いた。アフメド・シラ、ジャン=ピエール・ダルッサン、ヴァンサン・エルバズ、ユーゴ・ベッカー、クロティルド・クローなどの俳優や、背中の大きく開いてゆったりとしたシャツを着たヴィルジニー・ルドワイヤンなどがイベントのレッドカーペットに登場した。また、俳優のジャン=ピエール・ダルッサンの妻であるアンナ・ノヴィオンが監督した『マルグリットの定理』も特別上映された。フード付きのドレスを着たナビラや巨大なサングラスをかけたクローディア・タグボ、雲のようなドレスを着たアシュリー・グラハム、ヒョウ柄のドレスを纏ったエヴァ・ハーツィゴヴァの姿も見られた。
この楽しいイベントはより真剣な雰囲気で始まりを迎えた。というのも、フェスティバルパレスの階段で環境の転換を支持する「カット! コレクティフ(映画界の環境転換のための連合)」の抗議活動が行われたのだ。ドキュメンタリー映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』で知られる映画監督のシリル・ディオンは、この運動に取り組む映画活動で知られており、今回のカンヌ国際映画祭にも出席していた。
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【写真】2023年5月22日月曜日の盛り上がり
アシュリー・グラハム。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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ウルヴァシ・ラウテラ。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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アンドレア・クリスティア。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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ラド・ヴィクトリア・ハーヴィー。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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ナビラ・ベルガラ。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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マリア・レオン。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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エヴァ・ハーツィゴヴァ。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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ココ・ロシャ。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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ロージー・ハンティントン=ホワイトリー。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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(左から)フィリップ・ボベール、ルーカス・トゥルトゥール、クセニア・デヴリント、ルーク・バーカー、ジェシカ・ハウスナー、ミア・ワシコウスカ、エルザ・ジルベルスタイン、アミール・エル・マスリー、フローレンス・ベイカー、サミュエル・D・アンダーソン、ジェラルディン・バジャード、そしてヨハネス・シューバー。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Getty Images
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text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi