ベアトリス王女とユージェニー王女姉妹、英国王室伝統のクリスマス行事に参加しない理由とは?
Celebrity 2024.12.19
アンドルー王子とセーラ・ファーガソン元夫妻のように、ベアトリス王女とユージェニー王女は年末年始をサンドリンガムハウスで過ごすことはないだろう。これは偶然のタイミングなのか、それとも彼女たちの父親が関わるスキャンダルの影響によるものなのだろうか?
ウェストミンスター寺院で行われたエリザベス女王の国葬に参列するベアトリス王女とユージェニー王女。(ロンドン、2022年9月19日)photography: Chris Jackson / Getty Images
ウィンザー家のクリスマスは例年よりもずっと縮小されることになりそうだ。ベアトリス王女もユージェニー王女も今年は参加しないという。雑誌「ピープル」によると、ヨーク家の王女たちはそれぞれの義理の家族と一緒に年末年始を祝うことを選んだようだ。なお、ベアトリス王女(36歳)は2020年に実業家のエドアルド・マペッリ・モッツィと結婚し、現在は2人目の子どもを妊娠中で、2025年初めに出産を予定している。夫婦には3歳のシエナ・エリザベスという娘がいて、エドアルドの前の関係からは8歳のクリストファー・ウールフという息子もいる。一方、ユージェニー王女(34歳)は2018年に実業家のジャック・ブルックスバンクと結婚し、ふたりの息子、3歳のオーガストと1歳のアーネストがいる。
サンドリンガムハウスでの10年
一見すると、ヨーク家の王女たちの選択には驚くべき点はないように思える。しかし、いくつかの背景を考慮すると、彼女たちがウィンザー家の他のメンバーとともに過ごさないことは偶然ではないようだ。彼女たちは過去10年間、2020年の新型コロナウイルスによるパンデミックを除いて、サンドリンガムハウスでのクリスマスに一度も欠かすことなく参加していたが、結婚後、今年初めて義理の家族とクリスマスを祝うことになる。それでは、なぜ今年なのだろうか?
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アンドルー王子をサポート?
数日前、アンドルー王子もまた、サンドリンガムハウスでのウィンザー家の伝統的なクリスマスには参加しないことが明らかになった。チャールズ3世の弟アンドルー王子は、家族行事が騒がしくならないようにすべての公務から退くと、宮殿に近い関係者がBBCに伝えた声明で明かしている。その理由は、彼がいくつかのスキャンダルに巻き込まれているからだ。2019年、アンドルー王子は性的暴行の疑いをかけられ、ジェフリー・エプスタイン事件に関与していた可能性があると疑われた。この事件により、彼は王室の職務を辞任せざるを得なかった。それ以来、アンドルー王子は英国民の非難を浴び、特に国王からは財政的支援を断たれ、ロイヤル・ロッジからも追放されそうだと言われている。
そして今日、もうひとつの事件が、べアトリス王女とユージェニー王女の父親であるアンドルー王子の評判をさらに傷つけている。「中国のスパイ」に関する事件だ。『ザ・サン』は12月12日、アンドルー王子が疑わしい二重スパイのエージェントと親しかったことを明らかにした。これらの理由が、彼が今年サンドリンガムハウスに現れない理由となっている可能性があり、そのため、娘たちも同様に出席しないことを選んだのかもしれない。支援のためか、恥ずかしさからか、その真相はまだ明らかではない。
セーラ・ファーガソンも欠席
一方、セーラ・ファーガソンは元夫への支持を公に表明し、サンドリンガムハウスでのクリスマスを祝うことはないと述べた。12月14日に『タイムズ』紙に掲載されたインタビューで、ユージェニー王女とべアトリス王女の母親は、「彼を見捨てることはない」と語った。「彼は私を支えてくれているし、私も彼を支えている」と彼女は続けた。「結婚していた時も離婚した今も、彼は良い時も悪い時も私を支えてくれている」とも述べた。したがって、チャールズ3世とキャサリン皇太子妃ががんを患い、現在は回復中とのことが発表されて以来、初めてのクリスマスとなるにもかかわらず、ヨーク家はウィンザー家の食卓から姿を消すことになる。
From madameFIGARO.fr
text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi