キム・カーダシアン、「時代錯誤」と非難殺到だったコルセットの裏話を語る。
Celebrity 2025.02.23
注目すべき影響......アメリカのリアリティスターは、2024年5月のMETガラでの出来事の裏側を明かした。
METガラ2024でのキム・カーダシアン。(ニューヨーク、2024年5月6日)photography: Getty Images for The Met Museum/
「美しさを手に入れるためには、何でも価値がある」--この言葉が、キム・カーダシアンの哲学そのものだ。リアリティ番組「カーダシアン家のセレブな日常」の最新シーズンで明かされたMETガラの舞台裏では、その真意を実感することができる。ウエストをしっかりと引き締めるコルセットを着用した彼女の圧巻のスタイルは誰もが記憶に残った。しかし、その華やかな外見の背後には、実は試練が隠されていたことが判明した。完璧に見えるコスチュームには、予想以上の苦労と痛みが伴っていたことが、彼女の体に残された痕跡からも明らかになった。
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極限の美への執着
「眠れる森の美女たち:ファッションの目覚め」というテーマのこのイベントで、ビジネスウーマンとして知られるキム・カーダシアンは、ジョン・ガリアーノによるマルジェラのアルティザナルコレクションから、コルセット、花と葉のディテールが施された銀色のペチコート、そしてグレーのカーディガンからなる一着を選んだ。洗練され、精巧なこの衣装は、実際には本当に苦痛を伴うものだった。当時、多くのネットユーザーが彼女の超細身なシルエットにショックを受け、まるで肋骨を摘出したのではないかと疑問を呈するほどだった。この疑問は、SKIMS(スキムズ)の創設者が常に自らに課している極限の美への執着を示している。
ビジネスウーマンであり、現在は女優としても活躍する彼女が極限まで自分を追い込んで衣装を着るのはこれが初めてではない。前回のMETガラでは、彼女はマリリン・モンローの伝説的なドレスを着るために、かなりの体重を減らした。後にそのドレスを傷つけてしまったこともあり、ネット上で大きな批判を呼びた。
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「こんな痛みを感じたことはない」
「カーダシアン家のセレブな日常」の新シーズンのエピソードでは、キム・カーダシアンがコルセットをできるだけ早く外そうとする様子が描かれている。彼女の言葉は明確だ。「人生でこんな痛みを感じたことはない」「ただ死んでしまいそう」。しかし、悪夢はそこで終わらない。衣装を脱いだ後、彼女の背中には、レッドカーペットで輝くために耐えた痛みを物語る痕跡が残っていた。
Instagramでは、このシーンが衝撃的だったようで、多くのネットユーザーを憤慨させた。「私の懸念は、若い女性たちがこの非常に愚かで不健康な決断に影響されること」「痛みに決して価値はない。健康がすべて」「世界にこんなひどいメッセージを伝えるなんて」と、「エンターテイメント・トゥナイト」が再投稿した動画の下には多くのコメントが寄せられている。窒息しそうになり、傷跡もできたにもかかわらず、キム・カーダシアンは見た目の美しさを追求する考えを変える様子はなかった。
From madameFIGARO.fr
text: Anaïs Larcher (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi