【ミラノコレクションDay1 】フェンディ流のアールデコ、マルニ流のスイートネスが華開いた日。

先日幕を閉じた2025年春夏コレクション。実際にショーを訪れたエディターのコレクションダイヤリーをお届けします! まずはエディターSachiko Tashiroによる、ミラノ日記をご紹介。

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2025年春夏ミラノファッションウィーク。最初を飾るのはフェンディのショー。フェンディは1925年創業、キム・ジョーンズが愛するイギリス文学の作家、ヴァージニア・ウルフやフィッツジェラルドの作品が世に出た黄金の20年代。デイライフとナイトライフにフィットするウェア、タフに歩ける足元はレッドウィング社のブーツにFFが編み込まれたもの。ビジューをあしらったチュールのソックスを合わせた足元に釘付けになった。

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マルニのショーは、ピアノの生演奏が流れる中、ランダムに配置された椅子の間をモデルが練り歩くという構成。ショーの演出にも趣向が凝らされており、五感が刺激された。モデルが目の前を通過するたびに、ボリューム感のあるドレスが自分の脚に触れるのも、リアルでの体験ならでは。服をしっかりと感じることができた。

【ミラノコレクションDay2】ファッションとは旅のようなもの。
【ミラノコレクションDay3】新しい視点を授けてくれるプラダと、美しいテーラリングを完璧な着せつけで魅せるマックスマーラ。
【ミラノコレクションDay4】メゾンやファミリーが受け継ぐアーカイブをなぞりながら、いまの時代、これからの未来を見つめる
【ミラノコレクションDay5】ボッテガ・ヴェネタにしか作れないものがある。

フィガロジャポン副編集長。ファッション担当。愛車(自転車)で爆走する姿を、都内のあらゆる場所で目撃される日々。この夏は、素手でヤモリとカブトムシとコクワガタをむんずと捕まえられるようになった。真夜中に一人で湯船に浸かりながら、こっそりと読書をする時間が何よりのご褒美。今一番欲しいものは、好きな服が似合う身体。好きな野菜は豆と茄子、菌類はキノコ、細胞はマクロファージとキラーT細胞。

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