食べて、見て、手に触れて、改めてファッションに恋をして。【編集部の2025年秋冬コレクション日記ミラノ編】
Fashion 2025.04.02
ファッションウィークをフィガロジャポンエディターが綴る短期連載。ミラノコレクション3日にして、副編田代とJP米倉が合流。2人体制となったコレクション取材の様子をお送りします。
そろそろ疲労が蓄積し始めたミラノ3日目。目覚ましのアラームを10分おきにかけて泥のような身体を無理やり起こす。この日は私、田代がミラノで最も楽しみにしているコレクションのひとつ、プラダのショーがある日。毎回異なる女性像を見せるミウッチャ・プラダとラフ・シモンズによるコレクション。2025年秋冬は「女性らしさとは何を意味するのか?」その定義を私たちに問いかけるものでした。来場者も豪華。カリーヌ・ロワトフェルドが前を通り過ぎ、おしゃれプラダガールズたちが集います。
PRADA
【副編集長 田代佐智子が選ぶプラダのベストルック】#7 #33 #42
アンニュイでロマンティックなプラダと恋に落ちる。
パジャマのようなディテールのセットアップや、エイジングしたレザーのスカートにニットビュスチエ、レインコートをドレスのように纏いファーやヒールを合わせたルックなど、全ルック可愛い。アンニュイでロマンティックなカラーパレットも好き。このショーが永遠に終わらないで欲しいとさえ思いながらラウンウェイを眺めた。ミウッチャは女心を掴む天才だと思う。
さて、コレクション中の1日、編集部はどんなスケジュールを過ごすのか。ミラノコレクション初参加の米倉が振り返ります。3日目は、9:30AMよりマックスマーラのショーがスタート。日本からは俳優のんさんが来場。その後、アンテプリマ、プラダ、エンポリオアルマーニ、MM6のショーが続き、最後は8:00PMからのエトロ。エトロでは、髙橋海人さんがゲストとして招待されていて、ショー前には私たちプレスに「楽しみましょう」と声をかけてくれました。終始、朗らかに対応されていたのが印象的でした。
ショーの合間にはReseeと呼ばれる展示会へ。ランウェイで発表されたコレクションを改めて、見て、手に取ることができる機会で、グッチ(働く意欲が爆上がりしそうなきれいな本社で)とジルサンダーで感じた、あの恋に似た気持ちが再び湧き上がります。ヴァレクストラの店舗で行われた展示会にも。
途中寄ったスーパーでは人生で一番おいしいチップスに出合いました。編集部へのお土産にしたらみんな(特に編集部のアイドル、マロン※スレッズでの連載がスタート)このチップスの前から離れず夢中に。
すべてのスケジュールが終わる午後9時には、おなかがぺこぺこ。この日はTrattoria Torre Di Pisa(ピサの斜塔)へ。お皿の上でプルプルと踊るパンナコッタで締めました!(ちなみにランチはお店に入る時間がないのでデリで購入。車内で食べます)ホテルに帰ると、日本とのやりとりをこなし(フィガロは絶賛入稿期間中!)、最後の力を振り絞って10分起きに目覚ましのアラームを。ほぼ寝落ちに近い形で4日目の朝を迎えることになるのです。
Max Mara
【副編集長 田代佐智子が選ぶマックスマーラのベストルック】#1 #6 #18
映画「ピアノレッスン」の世界観が大好物なのだが、今回のマックスマーラはまさにこれ。今シーズンフォーカスしたのは、代表作「嵐が丘」で知られる19世紀イギリスのヴィクトリア時代に生きた小説家エミリー・ブロンテ。コルセットのようにウエストを絞ったシルエット、ボリュームのあるスカートなど、ロマンティシズム漂う荒野の原風景をランウェイに見た。
フィガロジャポンインスタグラムでは、フィガロジャポンエディターがロンドン、ミラノ、パリのファッションコレクションの様子を日記でリポート。合わせてチェックして!
photography: Spotlight