エディターのミラノコレクション体当たり取材。 あなた色に染まりたい!メゾンが示す次なる指針。【編集部の2025年秋冬コレクション日記ミラノ編】
Fashion 2025.04.04
ファッションウィークをフィガロジャポンエディターが綴る短期連載。編集部からは副編田代とJP米倉がミラノへ。コレクション5日の様子をリポートします。
コレクションはチーム戦。分刻みのパズルのようなスケジュールを組み立てたり、現地撮影したコメントをすぐに編集して投稿くれたりするスタッフがいます。(スレッズでスタートしたJP編集長の五十嵐とスタッフマロンの連載でもコレクションのことが書かれているのでぜひご覧ください!)なので、副編 田代の言う泥のような身体(※3日目の日記参照)を引きずってでも、よし!と自分を励ましながら乗り切ってきました。そんな私たちに希望の光が見えた5日目。なぜならその日は土曜日で、日本からのいろいろな仕事の連絡がストップ。ショーの合間の車中でパソコンを開くという作業が少なくなるだけで、ミラノの街がさらに明るく見えてきます。
疲労は蓄積されているものの比較的クリーンな身体で、フェラガモのショー会場へ。そこではマクシミリアン・デイヴィスが、私たちの心を真っ赤に染めました。インビテーションに花びらがプリントされ、ランウェイにも真っ赤な花びらが一面に敷き詰められていました。ただ、発表されたルックはモダンでミニマル。ミニマルこそ最高のラグジュアリーだと訴えるアプローチの仕方が素敵でした。
Ferragamo
【副編集長 田代佐智子が選ぶフェラガモのベストルック】#10 #40 #50
真紅の花びらで埋め尽くされたドラマティックなランウェイを彩るのは、モダンダンスに着想を得たコレクション。シアリングのスリーブで切り替えたスリーピーススーツは、なんとジャージー素材。動きやすい素材でテーラリングを追求した完成度の高いコレクションは、すべての働く女性に自信をくれそう。ダブルブレストのロングコートに裾を引き摺るスリップドレスを合わせ、足元にはミンクのトングサンダル。このバランス大好物です。グルーであえてピタピタに仕上げてボディを強調した真っ赤なフェザーのドレスも象徴的だった。
ホテル生活が長くなってきたこのタイミングで、ドルチェ&ガッバーナから真っ白なお花のギフトが到着。インビテーションには、ドルチェ&ガッバーナ ビューティのアイパッチが入っていてホテルでの無機質な生活に潤いが。その心遣いに感動しました。
「クール・ガール」をテーマに掲げたランウェイは、アウターウエアとイブニングウエアの2つのセクションに分かれて、会場の中と外、映像を巧みに用いて演出されました。イブニングのセクションは、ミラノコレクションでも引っ張りだこだった次世代モデルのルル・テニーがオープニングを飾ります。フィナーレでは誰よりもノリノリで踊っている姿を見て、私も夜遊びに出掛けているようなキラキラした気持ちに染まりました。
MSGMのショーとマックスマーラの展示会に行き、夜は、ボッテガ・ヴェネタ主催のサウンドウォーク・コレクティヴとパティ・スミスによる「CORRESPONDENCES」の特別追加公演に出席。詩の朗読と「BECAUSE THE NIGHT」を歌いあげたステージに酔心。ミラノでの最後のディナーは、オマール海老が一匹(しかも、みんなで一匹じゃなくてひとり一匹!)入ったパスタをメインにシーフード料理を堪能。シーフードの海に溺れながら帰路についた5日目。
フィガロジャポンインスタグラムでは、フィガロジャポンエディターがロンドン、ミラノ、パリのファッションコレクションの様子を日記でリポート。合わせてチェックして!
photography: Spotlight