ミラノコレクション最終日、ファッション担当のお家芸"清水買い"で締め。【編集部の2025年秋冬コレクション日記ミラノ編】
Fashion 2025.04.05
ファッションウィークをフィガロジャポンエディターが綴る短期連載。編集部からは副編集長の田代とJP米倉がミラノへ。コレクション6日目、最終日の様子をリポートします。
テキスタイルや素材の提供、コレクション発表の過程をドルチェ&ガッバーナがサポートするプロジェクトで、おとぎの国に迷い込んだようなコレクションを発表したスーザン・ファン。夢かわいいカラーパレットは、スーザン・ファンのルーツである中国の陶磁器や翡翠からインスピレーションを得て、フラワーサングラスやバッグといったアクセサリーに落とし込まれているんだそうです。ふらふらと不規則にウォーキングをするモデルたちは、まるで水中に泳ぐ魚のよう。多幸感にあふれた世界が日曜日の朝いちばんのショーに相応しい爽やかさを放っていました。
ドルチェ&ガッバーナとフェラガモのReseeの後に、今年もミラノコレクションのラストを飾るジョルジオ アルマーニのショーへ。創立50周年を迎えるブランドは、原点回帰と言えるコレクションを発表。しなやかなシルクのパンツスーツや気品漂うコート、美しいテーラリングのジャケットなど、ひとつひとつに卓越した美意識が宿るアイテムは、見ているだけでうっとりしました。フィナーレでアルマーニ氏が登場した際は、観客みな、スタンディングオベーション。伝統と歴史が息づく華々しいショーを最後に、編集部はコレクション取材を終えました。
Giorgio Armani
【副編集長 田代佐智子が選ぶジョルジオ アルマーニのベストルック】#1 #12 #16
90歳を迎えた御大による、自らの美学を見つめ直す原点回帰を掲げたコレクション。イタリアの伝統産業であるジャカード織、サルトリア仕立ての完璧なスーツ、美しいドレープを描く艶やかなシルクサテンのパンツなど、これぞミラネーゼ!なスタイル。メンデルスゾーンによる交響曲第4番 イ長調 Op.90「イタリア」が私の脳内で鳴り響いたのは言うまでも無い。チンチラのロングコート、グレーのミンクファーなど、ここでもファーのカムバックを実感。
さて、残されたフライトまでの残りわずかな時間。私たちファッション班、諦めません! そのままプラダの本店に行き、気になるアイテムを根こそぎ試着。田代はクロップト丈のホワイトシャツ、米倉はナイロンのジップパーカを素早く(体感30分)購入まで進めました。ふたりいれば、なぜか気持ちが大きくなる。不思議なものでまた買い物をしてしまいましたが、それもミラノでのいい思い出。
その足で、通るたびに行列ができていた「Antica Pizza Fritta da Zia Esterina Sorbillo」へ。地元っ子が頼んでいるのを見よう見まねに揚げピザを食べました。
フェラガモがサポートするスカラ座での展覧会「Lo sguardo nascosto - La Danza Dietro il Sipario」、フォンダシオン プラダをハシゴしてタイムアウト! それぞれ別のフライトで日本へと戻りました。
3月発売号の入稿と校了をしながら駆け抜けた6日間。イタリアブランドの変わらないエレガンスに触れ、ファッションにまた恋をした1週間でした。続くパリコレクションは、佳境を迎える校了作業の真っ只中に編集長の森田聖美が取材へ。パリへと場所を移してこの日記、続きます!
フィガロジャポンインスタグラムでは、フィガロジャポンエディターがロンドン、ミラノ、パリのファッションコレクションの様子を日記でリポート。合わせてチェックして!
photography: Spotlight