BTS ジンも来場! ミラノコレクション初日、グッチとディースクエアードで濃厚な時間。【編集部の2025年秋冬コレクション日記ミラノ編】
Fashion 2025.03.31
ファッションウィークをフィガロジャポンエディターが綴る短期連載。ロンドンからミラノへと移動したフィガロジャポン副編集長 田代佐智子がミラノコレクション初日をリポート!
朝4時にタクシーでホテルを出発。ロンドンのヒースロー空港からミラノへ向かう飛行機の中には、アナ・ウィンターや「TANK MAGAZINE」のキャロライン・イッサなど、ファッションウィークではお馴染みの面々が大集合。機内全員が「プラダを着た悪魔」。
ミラノファッションウィークはグッチのショーで華やかに幕開け。60年代から90年をフォーカスし、50周年を迎えるインターロックや70周年を迎えるホースビットなど、ハウスコードを随所に散りばめたコレクション。
グッチというビッグメゾンを長らく支えてきたベテランの職人やデザインチームの気概と、メゾンへの愛を感じた。
【副編集長 田代佐智子が選ぶグッチのベストルック】#1 #9 #23
60年代のスタイルを、カラーパレットで刷新。
グッチのカラーパレットが好き。ブラウンを基調に淡いカラーのレースの組み合わせ、ライムグリーンとラベンダーの差し色、アクアミントカラーのパンプス、クリームイエローのバッグ......。ロマンティックなのにあくまでもシックで趣味がいい。次の秋こそ、ブラウンを着たい。重量感のあるファーコートも久々に気になる。
グッチのショー会場にはBTSのジン(JIN)も来場。photography: Gucci
土砂降りの中、20時から開始のDSQUARED2のショーへ。あまりの寒さに心が折れかけたが、ショーが始まったら一気にすべての疲れが吹き飛んだ。圧倒的な熱量のステージパフォーマンスに度肝を抜かれる。ドル札でいっぱいの装甲戦車から現れたのは、ラップ界のスーパースター、Doechii(ドーチ)。モデルたちはラウンウェイを歩きながら踊り、ショーのフィナーレでは、デザイナーのディーンとダンが、警察官に扮したブリジット・ニールセンに手錠をはめられ連行されるというまさかのオチ(?)。ブラビッシモ(最高)!
フィガロジャポンインスタグラムでは、フィガロジャポンエディターがロンドン、ミラノ、パリのファッションコレクションの様子を日記でリポート。合わせてチェックして!
photography: Spotlight