上質でモダンなイタリアのクラフトマンシップに誘われて。【編集部の2025年秋冬コレクション日記ミラノ編】
Fashion 2025.04.04
ファッションウィークをフィガロジャポンエディターが綴る短期連載。ミラノコレクション4日の様子をリポート。
クラフトマンシップの真髄に触れる、イタリアブランドの伝統と誇りを存分に感じた4日目。ミラノコレクション後半戦は「過剰な再創造」をテーマにコレクションを発表したスポーツマックスからスタート。
職人やデザイナー、家族、友人など、ブランドに携わる女性たちから着想を得たアイデアを集結させ、フリンジや豊かなテーラリングで魅了しました。シートに置かれたメッセージにはいくつかのパターンがあり、背中をそっと押してくれる私宛のお手紙をもらったような気持ちに。
職人技と素材の卓越性を讃えたトッズは、エレガンスとクラフトマンシップの融合を体現するコレクション。バーガンディやオリーブグリーンのカラーパレットがクラシックなアクセントを添えます。
ヴェルサーチェでは、ブラックを背景にゴールド、スカーレットなどの華やかな色彩が際立ちました。
展示会1件目は、馬術の世界からインスピレーションを得て、奥深い色彩と機能的なディテールを追求したコレクションを発表したロロ・ピアーナ。足を入れてびっくり!カーボンファイバーが採用されたセルジオ ロッシのミュールは楽々走れて「買います!」の声。ポール・アンドリューのデビューコレクションとなる今季は、ショールームもアイコニックなアクアミントカラーに。
グラフィカルなシルエットを素材で刷新したジミー チュウのシューズや、イタリアの老舗サントーニが表現するシューズ&バッグを見て、イタリアのもの作りの力を改めて感じました。(サントーニの展示会ではケータリングにお米の芯がしっかり立ったおいしいリゾット。どさくさに紛れて編集部田代の4日目の私服スナップを)
恋に落ちたプラダにReseeで再会。ここ数年「女性らしい」という言葉を自分が書く原稿の中ではできるだけ避け、恥ずかしながら曖昧にしてきたように思います。けれど、50年代のドレスの型に新しい視点を吹き込むなど、「女性らしさ」の定義を問いかけるプラダのクリエイションを見て、その言葉や定義に向き合うことこそ、時を前に進めることなんだと思いました。美しいルックの数々によって、その思いがより叙情的に過ぎていきました。
いつもと違う土地、新しいクリエイションに触れ続けて、私の脳はいつも以上にフル回転だったんだと思います。車内でふと「私、まだミラノに来てジェラート食べてません! 食べたいです!」と、コーディネーターとしてアテンドをしてくださっているみんなのお姉さん、きよえさんにお願い。老舗カフェ「Marchesi 1841」で念願のピスタチオジェラートに辿り着きました。お昼は車内でスパイシーポキ、夜はトルテッリーニがおいしいレストランに行きました。本当にミラノは何を食べてもおいしい!住みたい! (JP米倉)
フィガロジャポンインスタグラムでは、フィガロジャポンエディターがロンドン、ミラノ、パリのファッションコレクションの様子を日記でリポート。合わせてチェックして!
photography: Spotlight