「今夜は早く寝るつもり」なのに、どうしていつも早く眠れないのか?
Lifestyle 2025.02.24
就寝時間をつい先延ばしにしてしまうことに悩んでいたりしないだろうか? 仕事でストレスの多い1日を過ごした後は、疲れを大いに感じることだろう。そうして、その日の夜は早く寝ようと決心するものの、なかなか計画通りにはいかない。ソーシャルメディアをさまよったり、連続ドラマをもう1話見たり......。身体は睡眠と休息を欲しているのに、結局、予定よりずっと遅い時間にベッドに横たわり、罪悪感にさいなまれる。これは、臨床心理学者のデルフィーヌ・ピーの言う「就寝時間の先延ばし」だ。彼女は自身のインスタグラムでこのプロセスの仕組みを説明し、そこから抜け出す方法についてアドバイスしている。
プライベート時間の不足を補う
疲れているのに、なぜ就寝時間を遅らせるのか? 理由は簡単で、就寝時間を遅らせることで、忙しい1日の後に自分のための時間を見つけ、「個人的な時間の不足」を補い、リラックスして「コントロールの感覚」を感じることができるからだと心理学者は言う。しかし実際は、早く眠りたい→気晴らしを見つける→就寝時間を遅らせる→罪悪感とストレスを感じる(「5、6時間後に起きるから、いますぐ寝なければ」)→寝付けない→二重に疲れる......という悪循環に陥ってしまうと彼女は警告する。
そしてお分かりのように、こういった気晴らしの瞬間が、私たちの睡眠に悪影響を及ぼすことになるのだ。「身体のシグナルを無視することになる」と心理学者は自身の著作でも説明しているが、心身の健康を保つためには、適切かつ十分な睡眠をとることが不可欠である。「睡眠は気分、ストレス、不安を調整し、精神的な明晰さを向上させます。さらに身体を再生し、認知機能を高め、免疫力を強化し、代謝を調整するのです」
"先延ばし"から抜け出すには?
この先延ばしの習慣を断ち切るために、彼女は推奨事項を挙げてくれた。 「日常生活に楽しみを取り入れ、眠る少なくとも1時間前には画面を見ないようにし、(子どものように)睡眠を誘発するルーティン(読書、瞑想、音楽を聴くなど)を作りましょう。眠りの兆候を見つけるために自分の身体とつながり、自分を大切にし、子どもや友人にするのと同じように睡眠の必要性を尊重しましょう」
From madameFIGARO.fr
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text: Shapnam Mougammadou (madame.lefigaro.fr) translation: Eri Arimoto