タイの伝統料理を京食材で作り上げる「モット」でワインを。【フィガロ京都レストラン】
Gourmet 2025.08.14
アテがアタリだと、ワインはもっとおいしくなる。独自の趣向が冴えるペアリングの妙に、目も舌もワクワク!
タイ × ワイン
Mot
モット
料理はともに¥16,500のコースから。イクラと生きたままのセイコガニをナンプラーベースのタレに一晩漬け込んだ「イクラとセイコガニのナンプラー漬け」。内子、外子、ミソも添えて。イタリア・カンパーニャ州の、エッジの利いた濃ロゼ「カンティーナ・ジャルディーノ/トゥ・ヴィーノ・ロザート 2021」¥8,800
東京・目黒の人気タイ料理店みもっとが、土、日曜と月曜のみ京都で営業する旗艦店。「いま自分がいちばんだと思う"ベスト・オブ・みもっと"を表現するお店にしたい」とみもっとオーナーシェフが語るメニューは、タイの伝統料理をベースに京都の食材を取り入れた季節感あふれるコース仕立てで、昼夜ともに全9品〜(¥16,500)。古い京町家を、町家専門の工務店と直接やりとりしながらモダンに生き返らせた空間はベンガラ色がメインカラー。そこに差し込んだイエローやグリーンが鮮やかに映える。テーブルは和紙職人のハタノワタル、作業台や椅子などは岡山のキタワークスなど当代きっての人気どころが施工を手がけた、こだわりの什器にも注目して。
年明け第一弾に登場した「カオヤム」。レモングラスやローストココナッツ、金時ニンジン、ギンナンなど11種の具材を黒米と混ぜていただく。ワインは、ピュアなエキスと甘やかさが融合したフランス・ローヌ地方のヴィオニエの白「アンドレア・カレク/ブロンド 2023」¥8,800
東京と京都を行き来しながらエネルギッシュに活動するみもっとシェフ。コースは約2カ月ごとにチェンジし2025年8月〜9月はタイ東北、イサーン地方がテーマ。
「お客さま全員と話しながらサーブしたい」と、作業台とテーブルは扇形をオーダー。ナチュラルに特化したワインは専任ソムリエによるペアリング(¥8,800)を提案しているが、希望によってアラカルト対応も可能で、グラス¥1,430~、ボトル¥8,800~
モット
京都府京都市上京区上御霊前通烏丸東入ル上御霊前町409-2
070-8434-7669
営)12:00〜、18:00〜 ※一斉スタート
休)火〜土
要予約
Instagram @mot_kyoto
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*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋
●掲載している料理や商品の価格は、標準税率10%の消費税を含んだ価格です。取材時から価格が変わる可能性があります。
●店によって、別途サービス料等がかかる場合があります。
●掲載店の営業時間や定休日、掲載している料理は、変更になる可能性があります。特に年末年始の営業日·時間など、最新情報は各店舗にお問い合わせ、もしくはインスタグラム等を参照してください。
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photography: Yoshiki Okamoto editing: Mami Aiko