「イエティアム」で高瀬川を眺めながら、フルーツをつまみにワインを。【フィガロ京都グルメ】
Gourmet 2025.08.20
アテがアタリだと、ワインはもっとおいしくなる。独自の趣向が冴えるペアリングの妙に、目も舌もワクワク!
フルーツ × ワイン
Ietiem
イエティアム
「焼き柿とマスカルポーネ」¥750。焼くことで甘みが増した富有柿に、クリーミーなマスカルポーネをとろり。上に散らしたピンクペッパーとディルが彩りを添える。ピノ・ブランとピノ・グリ主体のロゼ「マルク・テンペ/MTヴァン L.01 クルール・コライユ NV」¥7,000と。
店の前を流れる高瀬川を眺めながら、フルーツをつまみにナチュラルワインを楽しめるイエティアム。フルーツはもとより野菜もほぼすべて自社農園であるイソファームで収穫された旬のものを使い、ブルスケッタやカプレーゼ、肉料理のソースなどさまざまにアレンジしている。「素材が持つおいしさを最大限に生かしたいので構成は極力シンプルに、でも組み合わせや調理法はちょっと意外性のあるものにして『おもしろいね』と言ってもらえるようなメニューを心がけています」と店主の東憲一郎。店名は酩酊を逆から読んだ造語で、ロゴマークも酔っぱらってゆらゆらしているイメージを表現している。
冬に旬を迎える柑橘類の、いちばん乗りは有田みかん。果肉のスライスだけでなくジュレにも使用した「ミカンとかぶらのカルパッチョ」¥750。濁りの中に旨味を含んだペットナットがぴったり。ワインはオーストリアやポルトガルを増やしており、グラス¥900~¥1,200、ボトル¥5,000~
一棟貸しのゲストハウスを改造した空間は、1階がスタンディングバーで2階がテーブル席。看板の裏側には鏡が配され、そこに映る反転したロゴで語源を明かす心憎い仕掛けが。
*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋
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photography: Yoshiki Okamoto editing: Mami Aiko